NEC、スイス企業を約2360億円で買収 AIなどで金融DX目指す
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NEC、スイス企業を約2360億円で買収 AIなどで金融DX目指す
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画像はNECによるDigital Financeの公式サイトより

日本電気株式会社(NEC)は10月5日、スイスの大手金融ソフトウェア企業「Avaloq Group AG(アバロック)」を20.5億スイス・フラン(約2360億円)で買収すると発表した。

NECは、最先端人工知能(AI)技術群「NEC the WISE」や、生体認証「Bio-IDiom」、ブロックチェーン技術などとアバロックのソフトウェアを組み合わせることで、金融DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めると見られる。

アバロックは、スイスを中心に金融機関向けソフトウェア事業を展開しており、世界30カ国150社を超える顧客を抱える。また、近年はフィンテック(FinTech)スタートアップ企業などパートナー企業と連携し、AIやブロックチェーンなどの技術を活用したデジタル化への対応も推進している。

なお、NECによるアバロックの買収完了は2021年4月までを予定しているという。買収は各国の競争当局の承認など必要な手続きを終了後に、完了予定とのこと。

日本経済新聞の報道によると、NECとしては過去最大の大型買収という今回の買収劇。NECはAI技術などを活用し、金融DXを推進できるのか。今後の動向に注目したい。

>>ニュースリリース

>>日本経済新聞の報道

NECや伊藤忠など6社、AIで事業化を支援する新会社設立

NECは来たるべきAI時代やDX時代を見据え、さまざまな投資を実施している。

最近でも、NECは9月10日、株式会社大林組、日本産業パートナーズ株式会社、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、および東京大学協創プラットフォーム開発株式会社が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合とともに、新会社「BIRD INITIATIVE株式会社(バード イニシアティブ)」を設立すると発表した。

BIRD INITIATIVEでは、事業開始時は応用研究開発において、国立研究開発法人 産業技術総合研究所や国立研究開発法人理化学研究所とNECのAI研究連携を通じて得られた先進AI技術(Intelligent Simulation×Automation)を活用。デジタル技術に関連する研究開発および受託研究、コンサルティング、投資などの事業を手がける。

具体的には、ユーザーの漠然とした課題を明確化するコンサルティングサービスと、ユーザーと設定した課題を解くための研究開発の実施や、その検証環境を準備するプロトタイプ開発サービスを提供する。

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