10年後の不動産資産価値をAIが予測 過去の落札データや景気動向から分析
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10年後の不動産資産価値をAIが予測 過去の落札データや景気動向から分析
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株式会社ワンダラスは6月12日、マンションの担保価値(最低資産価値)をAIが予測して、現在から将来に至る住宅ローンのオーバーローンリスクチェックをサポートする検索サービス「OlivviA(オリビア)」のベータ版の提供を開始したと発表した。

居住や投資目的でこれからマンションを購入しようとしているユーザーに向けて、物件選びやローンの返済プラン検討の際の不安解消に役立つサービスを提供していく。

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将来の不動産価値をAIが予測 物件選びをサポート

ワンダラスが提供するオリビアは、マンション物件の10年後の将来までの推定担保価値の推移をオンライン上で知ることができる検索サービスだ。

ユーザーは、不動産ポータルサイトなどで現在売り出し中の物件情報をオリビアに入力することで、将来の当該物件の推定担保価値を把握できる。

このためユーザーは、価格やスペックが類似する複数の検討中物件のうち、どの物件が将来的に将来的に資産価値が残りやすいかを比較して物件を選んだり、AIが予測した将来の推定担保価値を参考に、そこから逆算してローンの頭金を余裕を持って設定したりすることが可能になる。

また、オリビアは過去の売り出し物件情報の入力にも対応しているため、これまでマンションを購入済みでこれから売却やローン借り換えを検討しているユーザーでも確認できる。

オリビアの特徴は主に3つある。

ワンダラスが独自に蓄積した約6年分の落札結果データを分析し、これに不動産データをかけ合わせて、AIが当該物件の将来の落札結果を高精度で予測する「不動産競売落札結果データ」。日経平均株価指数を説明変数として採用し予測結果に景気動向を反映させる「日経平均株価指数データ」。さらに、各種地価データや優位性の高さ検証済みの各種統計データ説明変数として採用することで、物件が所在する各エリアの特徴をAIが判断する「地価&統計データ」が挙げられる。

ワンダラスでは、今後も不動産売買と住宅ローンに関する各種サービスのオンライン化を見据えた事業展開をしていく。

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AIがベテラン営業担当者の技術を再現 業務の効率化へ

不動産業界では、不動産情報の価値は、取引の成立の瞬間(クロージング)に最大化するという。しかし、クロージングには、豊富な経験と高度な説明力や言語化力が求められる。そのため、ベテラン営業担当者のスキルに依存している状態となっていた。

そこで、アットホーム株式会社は2020年5月から、アットホームラボ株式会社と株式会社GFLと業務提携し、AIを活用した不動産クロージング技術について共同研究を開始している。

発表された共同研究の目的は、ベテラン不動産営業担当者が持つクロージング技術を、AI活用によってデジタルの世界に再現し、アットホーム加盟店での早期成約と消費者のスムーズな住まい探しをサポートすることだ。

研究の第一弾として発表された「アピールコメント自動生成機能」では、不動産会社の業務負担の軽減が期待される。さらに、画一的なコメントではなく、特徴的な条件や設備に関するコメントを優先的に表示するなど、消費者にとっても物件の魅力を伝わりやすくする目的もある。コメント自動生成機能は2020年秋頃に不動産サイトに掲載する予定だ。

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