在宅受験での不正行為、AIが目線の動きを追従して監視
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在宅受験での不正行為、AIが目線の動きを追従して監視
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株式会社EduLabは6月26日、AIを活用したオンライン試験監督システム「Check Point Z」の開発を進め、サービス提供をしていくと発表した。

Check Point Zは、オンライン試験の受験者の様子やPCの操作ログ等をすべて記録し、AIと人がそれらをチェックすることで、より厳密な本人確認や不正行為チェックが可能になるサービスだ。

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AIが受験者の本人確認などを実施

昨今、新型コロナウイルス拡大の影響として、これまでの大人数が同時に集合して受験する試験のあり方が見直されていくと考えられている。こうした中で、人との距離を保った上で試験を実施する手段として、在宅での受験や、テストセンターを活用することによる試験会場の分散など、試験運用の変化が求められている。

しかし、在宅での受験では、確実に本人が受験しているかの証明や、不正行為が行われていないかの確認が難しい。なかでも、大学受験や検定資格においては、安全性や平等性が確実に担保された試験運用体制が重要であり、在宅受験やテストセンターを活用する新たな試験運用を実現するにあたって、大きな課題として掲げられていた。

そこでEduLabは、日本国内のテスト関連サービスとしては初の取り組みとして、本人確認や不正行為の監視を厳密に実施するシステムを開発するに至った。大学試験や検定試験などでも利用可能な仕組みを実現する。

EduLabが開発したAIによるオンライン試験監督システムは、受験者の目線の動きを追うアイトラッキングをはじめ、さまざまな技術を活用している。人が見落としてしまうような行動を捉えることもでき、最終的には人の目で受験者の挙動を確認することで、より厳密な本人確認や不正行為チェックが可能になる。

EduLabは、今年の夏から秋の期間でCheck Point Zを製品化し、販売開始を予定している。また、同社は、大学や資格試験団体といったテスト実施団体との連携も検討中だ。

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受験者の視線などから異常を検知するAI、カンニング防止策として

在宅試験以外の場面でも、AIによる監督システムはカンニング防止策として活用されてきている。

株式会社ユーザーローカルは2020年2月、試験におけるカンニング対策として、カンニング自動検知AIの開発を発表した。ユーザーローカルが開発したのは、ディープランニングによる行動推定技術を使って、受験者の映像から検知したデータから、不正行為を自動で検知するシステムだ。

視線推定AIと姿勢推定AI技術によって、受験者の姿勢の異常、頭部や手の動きの異常を検知する。

使用するには、エッジ端末とWebカメラを試験会場に設置するだけだ。試験官の仕事を手助けするのはもちろん、不正行為を疑われた受験者をいわれのない疑いから保護するという効果も期待されている。

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