アップル 中国AI企業にSiriを特許侵害で訴えられる
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画像はUnsplashより
中国の人工知能(AI)企業である上海智臻網絡科技(Xiao-i)は現地時間8月3日、アップルの音声認識技術「Siri(シリ)」を特許侵害で提訴した。Xiao-iがソーシャルメディアで明らかにしている。
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製品の製造や販売を停止し、約1520億円の賠償請求も
Xiao-iはアップルに対して、製品の製造・使用・販売・輸入を停止し、100億元(約1520億円)を賠償請求の支払いを求めている。
英ロイターによると、Xiao-iは本特許を2004年に出願し、2009年に取得したと主張しているという。
米CNETによると、Xiao-iは2012年にアップルを訴えたものの、アップルが本特許を無効として審査を請求。2020年7月、日本の最高裁判所に当たる中国の最高人民法院がXiao-iに有利な判決を下し、北京市高級人民法院が下した過去の判決を覆したとのこと。
アップル製品の中国市場販売が危ぶまれるという報道も
米ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国市場におけるアップル製品の販売が危ぶまれると報じている。
中国の通信機器メーカーであるファーウェイの排除や、中国系の動画投稿アプリ「TikTok」の規制や米マイクロソフトへの売却報道など、ますます激化するアメリカと中国の対立。
Xiao-iによるアップルの提訴はこの流れのなかに位置づけられるかはどうかは意見が分かれそうなところだが、Ledge.aiでも今後の動向に注目したい。
Siriのような対話できるAIの歴史や仕組み
なお、Ledge.aiでは、Siriのような人と対話できるAIの歴史や仕組みについて、過去に解説している。興味のある人はチェックしてみてほしい。
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