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オリックス、AIで太陽光発電所を修繕し年間700万円超も収益が増加
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画像はオリックスグループの発電所改善事例

オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社は8月11日、日本国内において、太陽光発電所の診断サービスを開始した。ドローン空撮・解析サービスで世界トップシェアを誇る、ベルギーのソフトウェア会社であるSITEMARK.NVとのパートナーシップによるもの。

同サービスは、太陽光パネルを赤外線サーモグラフィーを搭載するドローンで空撮し、人工知能(AI)を搭載したソフトウェアにより、太陽光パネルの異常を種類ごとに自動分類できる。従来は人的な目視作業などにより、多くの時間をかけていた太陽光発電所の保守・点検業務をデジタル化することで、省人化と正確な保守・点検を実現したとうたう。

異常検知で年間700万円超も収益が増加

実際、オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメントが運営・管理・保守業務を受託している福岡県大牟田市の太陽光発電所において、2018年にドローン空撮・解析業務(費用は約100万円)により、1000か所以上の異常を検知した。

これらの太陽光発電所のうち、修繕費用以上に発電収益の増加が見込まれる修繕(費用は約200万円)を実施した結果、日射量が前年と同量でも、調整後は年間700万円超の発電収益の増加を達成した。診断費および修繕費の合計約300万円を差し引いても、年間400万円超の収益増加と言える。

また、2019年にドローン空撮と解析業務をした際は、異常検知が2019年の1000か所以上から、219か所に激減している。

オリックスグループ、再生可能エネルギーの普及に貢献

オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメントは、オリックスグループが手がける大規模太陽光発電所(111か所/設備容量合計826MW)のうち、現在86か所(設備容量合計450MW)の運営・管理・保守業務を受託している。

同社は2018年半ばから、SITEMARKのソフトウェアを導入し、管理する太陽光発電所のドローン空撮・解析業務に活用開始した。デジタル化により運営状況を可視化し、異常の早期発見・改善をすることで、業務の効率化はもちろん、発電収益の向上に努めてきたという。

その結果、導入効果が十分に認められたため、全国の発電事業者または発電所の保守・管理会社に、当該ソフトウェアを用いた太陽光発電所診断サービスを提供開始する。これまでの運営実績に基づき、発電所運営の改善提案も提供できる。

オリックスグループは、今後も再生可能エネルギーによる発電およびアセットマネジメント事業を幅広く展開することで、再生可能エネルギーの普及に貢献するとしている。

>>ニュースリリース

電気や水道メーターの検針を自動化 作業員のミス防止や作業効率化に

電気やガス、水道などのインフラ事業でも、AI活用は進んでいる。

たとえば、Deep Vision株式会社は5月12日、後付け型AIスマートメーターシステムにより既設の電気・ガス・水道などの遠隔検針を可能にする「OCR式LPWA自動検針サービス」を発表した。

OCR式LPWA自動検針サービスを活用することで、遠隔での検針が可能になる。遠隔での検針が可能になることで、検針員による目視検針業務の自動化、作業員が設備の点検・監視業務に費やす時間を短縮し、記録ミス防止につなげる。

自動検針システムを導入することで、検針を自動化し使用状況をパソコンやスマートフォンから確認できるようになるため、公共料金の検針の効率化が見込まれる。

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