小売・サービス業でのAI活用事例5選「退職リスクが高い若手をフォロー」ほか
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画像はUnsplashより
「AIで何ができるのかわからない。どうやって勉強すればいいのか?」
「◯◯業界でのAI事例はどういったものがあるのか?」
「良いベンダーを知らないか?」
AI専門メディア「Ledge.ai」を運営するレッジは、メディアやイベント運営、AIコンサルティング事業を通して、AIの導入検討している企業の担当者から、さまざまな質問を受けてきました。企業がAIを自社のビジネスに導入する際、必ずと言っていいほど、先行する他社の事例から探し始めるケースが多いからです。
そこでレッジは、AI活用事例をまとめたプラットフォーム「e.g.(イージー)」をリリースしました。e.g.は、国内外のAI活用事例を網羅的に集め、わかりやすく解説した検索プラットフォームです。ユーザーは事例を無料で検索・閲覧・保存したり、e.g.上で事例掲載企業への問い合わせしたりできます。
本稿では、e.g.に掲載しているAI活用事例から「小売・サービス業での活用事例」を5つ紹介します。
・製造業でのAI活用事例5選
『製造業でのAI活用事例5選 「在庫保有コストを大幅に削減」ほか』
・金融業でのAI活用事例5選
『金融業でのAI活用事例5選「返済を延滞する人を予想」ほか』
・保険業でのAI活用事例5選
『保険業でのAI活用事例5選「接客の第一印象をAIが評価」ほか』
・不動産業でのAI活用事例5選
『不動産業でのAI活用事例5選「マンション価格の査定」ほか』
AIが「退職リスクが高い」と判断した新入社員への追加フォローで、離職率が大幅に減少
実施企業:
株式会社ソラスト
目的:
新入社員の離職防止
概要:
株式会社ソラストは、新入社員の離職を防ぐ取り組みに株式会社FRONTEOのAI「 KIBIT」を導入。新入社員の面談記録を解析し、不安や不満を抱える人を早期に発見しフォローを行うことで離職を防ぎ、定着率を高めた。
効果:
早期離職リスクが高い社員の特定・追加フォローが可能
離職率が大幅に減少
膨大な面談記録のレビュー業務も効率化
課題・背景:
新入社員へは、コミュニケーションシートを使った年 7 回の面談を行い、抱える不安や悩み・問題に応じて、配置換えなどの対策を早期に講じることにしていた。しかし、月間2,000 名超の面談記録のレビューは負担も大きく、また、面談者(人)による判断には限界があり、退職リスクの高い新入社員を見逃してしまうこともあった。
AIによって商品の売上を予測
実施企業:
社内開発
目的:
売上予測の高精度化
概要:
株式会社DAPはAIによるPOSデータと商品情報を登録するだけで将来の売上を予測するができる技術の販売を開始
効果:
需要予測が可能に
約10%の売上改善見込み
課題・背景:
これまで小売・アパレル業界での値引き金額は、在庫消費という目的から現場の経験値を頼りにすることが多かった。しかし過剰な値引きによる損失や値引き不足による機会損失が見えず、現場責任者やエリア担当者の頭を悩ませていた。
古書取り扱い店が毎日追加される商品情報を自動翻訳ツールで多言語化し海外売上高が向上
実施企業:
株式会社まんだらけ
目的:
ECサイトの海外対応
概要:
古書取り扱い店の株式会社まんだらけは、多言語化にかけるコストと時間を減らすために八楽株式会社の自動翻訳・翻訳支援ツールヤラクゼンを導入
効果:
売上高における海外比率が15%から40%に向上
課題・背景:
コレクター向け商品の品揃えと質の高い販売サービスで海外ユーザーは日に日に増加していた。ECサイトで急増する海外ユーザーは大きな収益機会だが、適切な翻訳ソリューションを見つけられないという課題を抱えていた。扱う商品には一品ものが多く含まれ、機械翻訳ではうまく情報が伝えられず、また毎日2,000以上追加される商品の翻訳にはコストの問題があった。時間とコストをかけない多言語化が求められていた。
テレビショッピング番組の内容を分析しお客さまの問い合わせ電話数を予測
実施企業:
キューサイ株式会社
目的:
テレビ番組の視聴者の反応予測
概要:
キューサイ株式会社が運営するテレビショッピング番組の内容からお客さまの問い合わせ電話数を予測するモデルを、株式会社NTTデータとおよび株式会社NTTデータ経営研究所が共同で技術開発した
効果:
ケース1:入電件数29%増
ケース2:入電件数24%増
課題・背景:
ヘルスケア商品やスキンケア商品など社会のニーズに合わせた事業展開をおこなっている中で、お客さまにいかに楽しい体験を提供するか、結果として商品の魅力を理解し注文いただけるかを研究していた。番組放送前にお客さまの反応を分析し、反映する方法を模索していたが、精度速度コストの面から実現が困難だった。
“楽しませる”をコンセプトとしてAIコンシェルジュを導入するホテルが増加
実施企業:
国内ホテル
目的:
訪日外国人への対応業務の自動化
概要:
ビースポーク株式会社が外国人向け観光に特化開発したAIチャットボットは、国内ホテルで1日当たり3.5万人もの訪日外国人に利用されている
効果:
1日当たり3.5万人の訪日外国人が利用
外部からの予約依頼数を1/4に削減
課題・背景:
訪日外国人旅行者が増加し、ホテルの業務に多様な対応が求められている。人での対応を大切にしているため、増加する外国人ゲスト対応のためにコンシェルジュスタッフを3倍にした。しかし、簡単な質問のためにゲストに並んでまで待ってもらう問題があった。したがって、誠意ある対応やホスピタリティを保ったまま応対の自動化が求められていた。
無料で使えるAI事例プラットフォーム シェア機能なども搭載
e.g.は国内外のAI活用事例を網羅的に集め、わかりやすく解説した検索プラットフォームです。ユーザーは事例を無料で検索・閲覧・保存でき、事例掲載企業への問い合わせもe.g.上で可能です。事例は大きく業界別、用途別、技術別の3つの要素で絞り込み、ユーザーは求めている事例に短時間でたどり着けます。会員登録さえすれば、無料で使用可能です。
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引用先はこちら:小売・サービス業でのAI活用事例5選「退職リスクが高い若手をフォロー」ほか