#アナタノミカタ 

インドのモバイルゲームプラットフォームMobile Premier Leagueが94億円を調達
AI.

インド・バンガロールを拠点とする、創業2年のMobile Premier League(MPL)が、eスポーツとモバイルゲームプラットフォームが急成長を示し、インド国外への拡大を目指す中で、9000万ドル(約93億9000万円)を新しい資金調達ラウンドで調達した。

SIG、アーリーステージテクノロジー投資家RTP Global、MDI Venturesが、MPLの9000万ドル(約93億9000万円)のシリーズCラウンドを主導し、既存投資家であるSequoia India、Go-Ventures、Base Partnersがラウンドに加わった。Times Internetと俳優のSalman Khan(サルマン・カーン)氏も、MPLの初期投資家だ。

今回の新しい投資によりMPLの調達総額は、1億3050万ドル(約136億1000万円)となった。この件に精通している人によれば、同社は3億7500万ドル(約391億2000万円)から4億ドル(約417億2000万円)の事前評価を受けていたという。

MPL は、さまざまなトーナメントをホストする、専業ゲームプラットフォームを運営している。ユーザー数が6000万人を超えるこのアプリは、他のゲーム会社のための公開プラットフォームとしても機能している。自分自身ではゲームを開発していないMPLは、現在アプリ上で、複数のスポーツにわたる約70種類のゲームをホストしている。

強奪だ!悪党どもだ!他の奴らを打倒してゲームに勝つことはできるか?インド発マルチプレイヤーシューティングゲームのRogue Heistが、MPLで間もなく登場!ちょっとばかり予告編を)

同社はまた、最近インドの多くの地域で流行り始めている(未訳記事)ファンタジースポーツ(実在のスポーツ選手の統計データを基にユーザーが仮想チームを組んで仮想対戦を行うゲーム)も提供している。

ファンタジースポーツはビジネスの一部に過ぎないものの、現実世界の試合のほとんどを中止させた新型コロナウイルスの流行は、ここ数カ月のスタートアップの成長を妨げたりはしていない。スタートアップは今年の3月以来それが4倍に成長したと主張し、20億回以上の現金取引がこれまでにアプリ上で記録されたという。

「私たちは、はるかに資金力のある百戦錬磨の10年選手の企業たちと戦っていますが、私たちの若いチームがここ数年間に達成したことは驚くべきことです。数年前Google Playストアに参加したとき、MPLはその時点でインドで最速で100万DAU(1日に利用したユーザー数)に到達したアプリでした」と同社のマーケティング担当上級副社長のAbhishek Madhavan(アビシェク・マダヴァン)氏はツイートした。

「私たちはまだ設立3カ月だったときに、Virat Kohli(ヴィラット・コーリ)選手と契約しました!私たちがPlayストアから退出したときには、成長を続けるのは非常に難しく、すべてのマーケティング指標が下降するだろうと言われました」。

MPLの共同創業者でCEOのSai Srinivas(サイ・スリニバス)氏は、TechCrunchの取材に対して、今回の新しい資金調達ラウンドでは、eスポーツの勢いが続き、eコマースの重要な機会が見え始めていることを確認できたと語った。

「eスポーツは、クリケットよりもはるか先にオリンピックに採用されると思います。そしてeスポーツの市場価値は、おそらく今後10年間で、すべてのフィジカルスポーツを合わせた市場価値を超えるでしょう」と同氏。

「現在のような困難な環境でも、ユーザーにさまざまな体験と社会的相互作用を提供している、プラットフォームコンセプトの成功とアクセシビリティに感銘を受けています。MPLの実績がそれを物語っていますので、チームの成長と拡大に合わせてサポートできることを嬉しく思っています」と声明で語るのはRTP GlobalのマネージングパートナーであるGalina Chifina(ガリーナ・チフィーナ)氏だ。

しかし、MPLがその一部でファンタジースポーツを扱うために、そのアプリはPlayストアでは入手できない。Playストアでは、オンラインカジノやその他の賭け事が禁止されているからだ。これはグーグルが先週、インドの金融サービスプラットフォームPaytmをアプリストアから8時間で削除した際に、繰り返し述べたガイドラインに基いている。スリニバス氏はグーグルとPaytmのエピソードに関するコメントは拒んだ。

同社は今後数カ月のうちに、インド国外に拡大する計画だとスリニバス氏は語った。彼は進出を狙う新しい市場の名をはっきりとは挙げなかったが、インドの隣国諸国ならびに日本と韓国がおそらくその一部になることは示唆した。

そのほか、ゲームカタログを拡大して、現在MPLにライセンスを販売、レベニューシェアを行ったりしているサードパーティの開発者に、より多くのマーケティングサポートを提供することを計画している。

画像クレジット:Mobile Premier League

原文へ

(翻訳:sako)

引用先はこちら:インドのモバイルゲームプラットフォームMobile Premier Leagueが94億円を調達

#アナタノミカタ