10月14日午前2時からのアップルイベントで発表されるモノ
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まず、新型iPhoneの発表は当然だ。同社は新型コロナウイルスの感染拡大の影響による生産の遅れを理由に、先月のApple Watchのイベントでは新しいモバイルデバイスを披露しなかった。また、今回もイベントはすべて録画のバーチャルイベントになるだろう。世界中から報道関係者などを呼び寄せて開催するこれまでのイベントで実現できなかったが、飛行機での移動が制限されている現在、アップルは新製品の発表イベントを複数に分割して容易に開催できるようになった。
だからといって、単なるiPhoneの発表イベントにはならないだろう。アップルがより小規模なイベントを開催する可能性は残っているが、今回のイベントはクリスマス前に開催する最後の大型イベントになるはずだ。
イベントの主役がiPhone 12であることは間違いない。同社はAndroidのライバルに比べて、5Gを搭載したデバイスについてはやや出遅れている。例えば、サムスンは5G対応端末をすでに複数台ラインアップしているほどだ。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の影響もあり、5Gは予想されていたよりも展開が遅い。だからある意味、アップルはいいタイミングで5G端末を発表できる。米国では、ミリ波(mmWave)とサブ6GHz帯の5G技術の両方を提供すると言われている。もちろん、世界各国で販売されるiPhone 12シリーズは、特定の市場のニーズによって異なる場合がある。
iPhone 12シリーズには、さまざまなモデルが用意されているという噂だ。結局のところ、アップルのような企業がプレミアムデバイスだけを提供して、それで終わりにできる時代は終わった。ハイエンド端末の売り上げは、新型コロナウイルスが登場してスマートフォンの売り上げが一時的に大きく落ち込む前から、すでに底を打っていた。ユーザーは、いま持っているスマートフォンが問題なく機能している限り、1000ドルを超える新しい端末の購入にうんざりしているのだ。
具体的には、4つのサイズが発表されるだろう。6.1インチと6.7インチのハイエンドデバイスと、6.1インチと5.4インチの低価格デバイスだ。価格帯はかなり広く、iPhone 12 miniの699ドル、iPhone 12の799ドル、iPhone 12 Proの999ドル、iPhone 12 Pro Maxの1099ドルのラインアップになりそうだ。Apple Watchのラインアップが拡大されたことに加えて、アップルは今回、iPhoneにもあらゆる選択肢を用意している。
これまでの報道をまとめると、同社はすべてのモデルに有機ELディスプレイを導入する予定だ。液晶パネルを採用していた時代からすると大きな変化だろう。またこれらの新モデルは、歓迎すべきデザイン変更がある。iPhone 5に沿ったデザインに戻ると報じられている。具体的には、丸みを帯びたエッジ部分は削られ、iPad Proのようなフラットなデザインが採用される見込みだ。
そのほかの興味深い追加機能としては、過去のMacBookシリーズに採用されていたMagSafeの名称が、純正ワイヤレス充電パッドで復活することが挙げられる。この充電パッドは、失敗に終わったAirPowerの記憶を消し去ることになるだろう。1〜2台のデバイスで利用でき、iPhone 12シリーズが背面に内蔵する磁石を利用して適切な位置に取り付けられるようだ。
音楽関連事業は常にアップルの要となっているが、同社は長い間オーディオ製品のアップデートが遅れていた。今回、待望のオーバーイヤーヘッドフォンAirPods Studioが登場するかもしれない。モデルには2つのバリエーションが用意されており、注目ポイントはその素材だ。また、スマートスピーカーの小型版も開発中かもしれない。HomePodは長い間、多くの人にとって高価格すぎて手が出なかったため、廉価な小型版なら人気が出るかもしれない。
さらに長らく噂されてきたものの、何度も発表が延期されてきた忘れ物防止タグのAirTagsもついに登場するかもしれない。Apple TVについても同じことが言える。同社のApple TV+のサブスクリプションサービスがもうすぐ1周年を迎えるので、ハードウェアのアップデートがあってもおかしくはない。なお、Apple Siliconを搭載した新しいMacの登場も期待したいところだが、同社はこのMacのために2020年内にもう1つのイベントを計画しているようだ。
カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、iPhone、Apple iPhone Event
画像クレジット:Apple
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(翻訳:TechCrunch Japan)
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