養老乃瀧、居酒屋の年齢確認をAIで:食品・飲料業のAI活用事例5選
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画像はUnsplashより
人工知能(AI)専門メディア「Ledge.ai」を運営するレッジは、AIの導入を検討している企業の担当者から、さまざまな質問を受けてきました。企業がAIを自社のビジネスに導入する際、必ずと言っていいほど、先行する他社の事例から探し始めるケースが多いからです。
そこでレッジは、AI活用事例をまとめたプラットフォーム「e.g.(イージー)」をリリースしました。e.g.は、国内外のAI活用事例を網羅的に集め、わかりやすく解説した検索プラットフォームです。ユーザーは事例を無料で検索・閲覧・保存したり、e.g.上で事例掲載企業に問い合わせしたりできます。
本稿では、e.g.に掲載しているAI活用事例から「食品・飲料業でのAI活用事例」を5つご紹介します。
ピザのオンライン注文にAI分析を用いて、顧客に最適なオファーを提供し、購買意欲を向上
実施企業:
Pizza Hut Taiwan
目的:
顧客に最も価値のあるオファーの提供し、オンライン注文数の増加
概要:
Pizza Hut TaiwanはAppierのAIであるAiDealを用いて、A注文を躊躇している買い物客を特定し、ターゲットを絞った期間限定のお得な情報を提供し、顧客の購買意欲を向上
効果:
オンラインによる注文率の増加
顧客の注文時のデータ収集・傾向分析
課題・背景:
台湾では宅配ピザのニーズが高く、Pizza Hut Taiwanはオンラインの注文数を増やし、利益を効率的・効果的に拡大するためのデジタルマーケティング戦略が求められていた。
チャットボットを導入し問い合わせ件数の削減・業務の負担軽減を実現
実施企業:
株式会社すかいらーくホールディングス
目的:
問い合わせ業務の負担軽減
概要:
株式会社すかいらーくホールディングスは、株式会社Nextremerのチャットボットを導入して、カスタマーサポートに寄せられる大量の問い合わせ・ご要望問い合わせ件数を削減
効果:
顧客からの問い合わせ対応工数
課題・背景:
すかいらーくホールディングスは、多くの外食チェーン店を統括する大企業であるため、カスタマーサービスに大量の問い合わせ・要望が寄せられ、その内容はクーポンや株主優待に関するなど多岐に渡る。特にイベントピーク時の問い合わせはかなり多く、負担が大きいことが課題だった。
AIを活用した年齢認証カメラシステムを用いて居酒屋の年齢確認作業を効率化
実施企業:
養老乃瀧株式会社
目的:
年齢確認作業の効率化
概要:
株式会社チャオは、居酒屋チェーンを展開する養老乃瀧株式会社が経営する一軒め酒場にてAI搭載のクラウドカメラ「Ciao Camera(チャオカメラ)」を活用した年齢認証における実証実験を行なった。
効果:
検知率90.7%の年齢推定を実現
課題・背景:
近年の未成年者による飲酒に関して営業者側の確認不足による罰則は無論のこと、一方で飲酒をきっかけに未成年者が事件に巻き込まれるケースも増えている。ほとんどの飲食店では、未成年者か否かの確認は店員に委ねられているのが現状で、不確かな判断も多く、繁忙時には確認漏れも見受けられている。
商品情報のビッグデータを自動翻訳ツールによって多言語化し翻訳コストを最大50%削減
実施企業:
会社日本流通科学センター
目的:
インバウンド需要に向けた400万点以上ある商品情報やビッグデータの多言語化
概要:
株式会社日本流通科学センター/株式会社アイディーズは、自社情報多言語化のために八楽株式会社の自動翻訳・翻訳支援ツール「ヤラクゼン」を導入した
効果:
400万点以上ある商品情報のビッグデータを多言語化
翻訳コストを50%効率化
課題・背景:
販促に利用する食品の標準化コードを提供していた。全国約3,500店舗の集積データが400万件ほどあり、インバウンド需要に活用できないか模索していた。また、外国人は自身で商品データを詳細に調べる傾向があるため、商品をスキャンすると商品情報が母国語で表示されるデバイスを開発。それに伴い、日本語で集積されたデータの多言語化が必要だが、データが膨大なあまり、人力翻訳でありがちな“翻訳結果のブレ”が障壁となっていた。
ラーメン店で常連客向けにAIを活用した顔認証システムの導入
実施企業:
株式会社凪スピリッツ
目的:
顧客サービスの向上
概要:
ラーメン事業・飲食事業・飲食店の経営・飲食事業に関するコンサルティング、飲食商品の開発および販売、食材・食品製造および販売を行う株式会社凪スピリッツは、エクスウェア株式会社のAIを活用した顔認証システムにより、特定の顧客を対象にした「常連客のおもてなし」サービスを実現した
効果:
顔認証で常連客をおもてなしできるようになった
課題・背景:
これまでにサービス向上のため、簡単に注文できるオーダーシステムの導入やスピーディーに配膳できる自動配膳レーンの導入などをしてきたが、特定の顧客に合わせた「常連客のおもてなし」に焦点を当てたサービスは実施できていなかった。
無料で使えるAI事例プラットフォーム シェア機能なども搭載
e.g.は国内外のAI活用事例を網羅的に集め、わかりやすく解説した検索プラットフォームです。ユーザーは事例を無料で検索・閲覧・保存でき、事例掲載企業への問い合わせもe.g.上で可能です。事例は大きく業界別、用途別、技術別の3つの要素で絞り込み、ユーザーは求めている事例に短時間でたどり着けます。会員登録さえすれば、無料で使用可能です。
また、e.g.上に掲載している企業の一部には、事例掲載企業へ直接問い合わせることも可能です。さらに、気に入った・気になる事例を保存できる機能や、事例ページを共有できるシェア機能なども備えています。
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引用先はこちら:養老乃瀧、居酒屋の年齢確認をAIで:食品・飲料業のAI活用事例5選