職場になじめない、何となくいづらい…こんな風に感じることってありますよね。入社したばかりだったり、異動して間もなかったりして、周りは人間関係ができ上がっているところに入り込んだような場合なじむのに時間がかかったりギクシャクすることもあるかもしれません。また、仕事でミスをして、迷惑をかけてしまったなど、自分の行いから招いたのではないかと考えてしまうこともあるかもしれません。そのように職場でいづらさを感じてしまっている時にしてほしいことをいくつか挙げてみますね。
<1>自分に非があるなら改善する
職場にいづらさを感じている時に、もしも自分で問題を自覚しているなら、まず改善する努力をしてみましょう。心当たりのあることを、すべて書き出し理由も考えてみます。仕事が覚えきれていないなら、目の前でメモを取り、覚えようとする姿勢を見せることも大切です。自ら人を遠ざけているなら、笑顔で積極的にあいさつをするのも大事です。逆に、自己主張が強くて相手が引いているような場合は、相手の言い分を聞き、周りに共感してみましょう。孤立の結果は些細なことの積み重ねであることが多いので、こまめに声をかけ、気遣いをする姿勢を見せることで改善していきます。人は接触頻度が高いほど好感をもつ傾向があるので、ひとことふたことの会話でもいいので、こまめに周りの人に声をかけてみましょう。
<2>弱みをさらけ出してみる
人は、感情の読めない人を不気味に感じて敬遠するという心理傾向があります。おとなしくて、あまり感情を出さない人ほど、何を考えているのかわからないので話しかけづらいものです。こんな時は思い切って自分の弱みをさらけ出してみるのも案外良い方法です。こんなことで困っている、こんなことが苦手など伝えてみると、それを得意な人がいれば、かばってもらえることもあるでしょう。逆に自分が得意なことで誰かを助けることができれば、お互い助かるので良い関係を築くことができます。人は自分より弱いと思う人には優しくしたくなるという傾向があるので、素直に話してみるのもいいですよ。
<3>仕事はお金を稼ぐための手段と割り切る
職場でいづらさを感じている時、孤独を感じると辛いですよね。こんな時は、仕事は生きるためのお金を稼ぐ手段だと割り切ってしまいましょう。そして、仕事以外の楽しみや仲間を探してみましょう。職場での自分の孤立を正当化してしまえば、ストレスを減らすことができますし、仕事以外の楽しみがあればそれが支えとなって辛い仕事も耐えられます。プライベートが充実してこれば、そのためのお金を稼ぐ手段が仕事であると感じ始め、次第にやりがいのあるものに変わってきます。こうなれば、自然と周りに仕事を認められるようになり、いづらさも解消していきます。
<4>自分の得意分野を見つけて結果を出す
職場でいづらさを感じているときは、いったん人の目を感じるのをやめて、自分の得意なことが何か考えてみましょう。自分の得意なことで、仕事の結果が出せそうなことがあれば、真剣に取り組んでみます。仕事で結果を出せば、会社に貢献できるので会社があなたのことを認めてくれます。自分らしく頑張って、成果を出し、その良さを認めてくれる人が味方になってくれればこんな心強いことはありません。コツコツとこれを続けていくことで、一人ずつでもよいので自分の見方になる人を作っていきましょう。
<5>どうしてもだめなら、転職も考える
試行錯誤しながら頑張ってみても、どうしても解決しない場合もあります。こんな時は自分を責めたりせず転職も視野に入れてみましょう。職場という狭い組織の中にいるとどうしても視野が狭くなりがちなので、多数派に同調せず、自分が大切にしている価値観をみつめ直してみてください。その職場で、自分らしくいられないと感じるなら、新しい職場で、人間関係を再構築するという方法もあります。職場が変われば、良い人に巡り合える可能性もありますし、自分を受け入れてくれる、文化や理念をもつ会社もきっとあります。やりがいのある仕事に就けば、おのずと自分の居場所も確保できるでしょう。
まとめ
職場の悩みは、すべて人間関係と言ってもいいくらいです。相手の感情は、思いやることはできても完全に理解することはできません。ましてやコントロールすることは不可能です。自分の気持ちを我慢して相手に合わせてばかりいると消耗します。委縮しすぎて居場所がなくなってしまうこともあります。また、自己主張が強すぎてもぎくしゃくしますね。価値観は人によって違うものですし、仕事では、特にお互いの価値観を満たせるかどうかがポイントになります。他者の価値観を認めるためには、自分の価値観をまず認め、それを自らが大切にすることが重要です。そのうえで他者の価値観を認めることができれば、お互いがお互いの価値観を尊重しあうことができるので良い人間関係を作ることができます。