TCLが4.2万円の手頃なミドルクラス5Gスマートフォン「TCL 10 5G UW」を発表、ミリ波対応
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5Gの推進で最も注目すべき点は、次世代ワイヤレス技術を搭載した携帯電話の価格が急速に下がっていることだ。手頃な価格の5Gデバイスを求める動きは、スマートフォン市場の現状を示すものであることは間違いないが、消費者は昔のように迅速にデバイスをアップグレードしていない。さらに重要なのは、アップグレードに1000ドル(約10万4300円)を支払うことに抵抗があるということだ。
Qualcomm(クアルコム)のSnapdragon 765Gがパズルのピースだ。驚くことではないが、このミッドティアプロセッサがTCLの400ドル(約4万1700円)の5Gスマートフォンに搭載されている。なおTCLは「400ドル未満」と位置づけており、399.99ドル(約4万1700円)という価格はその範疇に収まっている。
なおTCL 10 5G UWが「パフォーマンスのプレミアムブレンド、パワー、スタイリッシュなデザインと5G接続機能は、より高価なフラッグシップスマートフォンで利用可能だ」と伝えているのも正しくない。手頃な価格の5Gスマートフォンはまったく新しいモノではないし、まともなスペックとデザインの手頃な5Gスマートフォンも存在する。しかしそれでも、5Gデバイスへのアップグレードサイクルとなる現時点では注目に値する。
TCL 10 5G UWの5G通信と適正価格という組み合わせにおいては、最近注目されているOnePlus Nordよりもさらに低価格だ。また4500mAhのバッテリーと他のデバイスへのリバース充電機能など、魅力的な要素もいくつかある。背面カメラには4800万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、500万画素のマクロカメラがあり、後者は多くのスマートフォンで搭載され始めている。
デバイスは米国では10月29日からVerizon(ベライゾン)独占で発売され、高速通信が可能なミリ波の帯域に対応する。
カテゴリー:ハードウェア
タグ:TCL、5G、スマートフォン
画像クレジット:TCL
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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)
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