9万円超のtCentric Hybridはアーロンチェアに代わる確かなワークチェア
AI.
まずいわせて欲しい。アーロンチェアはいい。でも完璧じゃない。その理由を話そう。
ergoCentric(エルゴセントリック)のtCentric Hybrid(ティーセントリック・ハイブリッド)の価格は900ドル(約9万3000円)〜。働きづめの人たちに、本物の座り心地とサポートを提供する。自由自在な調整レバー、ノブ、オプションがある。アクセサリーや付属品は山ほど揃っている。私がいま座っているものには、オプションのヘッドレストが付いているが、机に向かったまま家族にバレることなく何時間も居眠りができる心地よさがある。
造りは岩石のように頑丈だ。しっかりしていて重厚で、工業的な美しさがある。ランバーサポートはゆったりとしていて、クッションも、中年の私の背中を支えるには十分に入っている(でも多すぎることがない!)。誤解しないで欲しいのだが、これはくつろぐためのチェアではない。オフィスチェアなのだ。だけどやっぱり心地いい。
このHybridチェアには、欲しいオプションがすべて揃っている。どの部分も調整可能で、ランバーサポートには空気を出し入れしてちょうどいい形状にできる機構もある。肘かけも自在に調整でき、あり得ない位置に合わせることも可能だ。肘かけは自由を得た。
私はおよそ2カ月前にこの試用品を借りてたのだが、以来、ハーマンミラーのアーロンチェアを脇にどかして、これを使っている。tCentric Hybridのほうが好きかって?そうともいえない。私にすれば、ほとんど同じだ。ただし、アーロンチェアと同じレベルに調整できるようになるまでには1週間ほどかかった。
私が試しているこのチェアには、いくつかの付属品が装着されていて、それがとてもよくできている。メーカーには、このチェアのオプションが何十種類も用意されている。もっと高くしたい?それなら大きめのリフトを注文すればいい。脚が長い?それなら長めのシートに交換できる。クッションの選択肢も幅広い。おわかりいただけるだろうか。
このチェアは、カナダのオンタリオ州ミシサガのergoCentricで作られている。同社は米国市場を目指して販路を南下させている。ergoCentricはサードパーティーの販売業者から購入できるが、同社の販売チャンネルを通じて直接買うことも可能だ。
Hybrid Mesh Backは900ドルからだが、問題はそこだ。みんなが憧れるハーマンミラーのアーロンチェアと同価格帯なのだ。2カ月間、このチェアを使ってきたが、アーロンに戻りたいと切望する気持ちはない。2カ月経って、私はこれを快適な作業用の玉座として認め、当面使い続けたいと思っている。アーロンチェアに対抗するチェアは数多く出回っているが、私が見てきた中では、tCentric Hybridは、その造りの質の高さからも最高だといえる。
カテゴリー:ハードウェア
タグ:ergoCentric、リモートワーク、レビュー
画像クレジット:Matt Burns
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(翻訳:金井哲夫)
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