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AIで1枚の写真から動画を作成できる、3時間以上の作業を15分程度に
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株式会社ラディウス・ファイブ(RADIUS5)は11月26日、人工知能(AI)におけるディープラーニング(深層学習)を活用し、1枚の画像ファイルからズームやドリー、トラックなど、14種類のカメラワークの動画を生成できる「Moving Photo Maker」を発表した。AIプラットフォーム「cre8tiveAI(クリエイティブAI)」から利用できる。

「Moving Photo Maker」は、広告代理店の課題をもとに研究・開発したAI。映像の制作現場では、欲しい動画素材がなかなか見つからなかったり、ビデオカンプ素材の制作のために、1枚の写真やイラストを人力で工数をかけて動画にするケースがあったり、大きなコストがかかっていたという。

本サービスでは、1枚の写真から奥行きを推定しつつ、物体の背景にあるであろう情報を推定して補完することで、3D空間を生成。3D空間にカメラワークをつけることで、さまざまなカメラワークで撮影した映像14種類を生成できる。動画の生成は15分程度で完了するため、動画素材を探したり、カンプ用動画を制作したりするコストを大幅に下げられるとうたう。

一般的に、Moving Photo Makerで生成するような動画をデザイナーが制作する場合、1種類の動画を制作するだけでも3時間以上の時間がかかることが想定される。具体的には、「画像に写っている物体を背景から切り抜く」「物体の裏側を動きが発生する分だけ手作業で補完」「カメラワークをつける」といった作業が発生する。Photoshopなどの画像編集ソフトを使えるスキルに加えて、After Effectsなどの動画編集ソフトのスキルも必要になる。

一方で、Moving Photo Makerは、ドラッグアンドドロップして15分程度待つだけで、写真やイラストが映像に変換される。PCやスマホを利用するスキルがある人であれば、誰でも1枚の写真から14種類の動画を作成できるという。

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AIがアニメを高解像度に変換 HDは4Kに、フルHDは8Kに

ラディウス・ファイブが手がけるサービスのなかでは、アニメを4K化、8K化できるAI「AnimeRefiner」の注目度はとくに高かった。独自のAIモデルによって、アニメを縦横4倍のサイズに高解像度化できるものだ。

同サービスは、ディープラーニングを活用することで、従来の画像を引き伸ばして中間を補間する変換(アップコンバート)技術では不可能だった、高品質な状態での高解像度化を実現する。HDサイズのアニメなら4Kサイズ以上に、またフルHDのアニメなら8Kサイズにまで変換できる。

気になる人は以下の記事をチェックしてほしい。

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