なぜブータンは「幸せの国」なのか
幸せの国ブータンと言われていますが、なぜブータンはそう言われているのでしょうか?
ちなみに国連の2019年世界幸福度ランキングでは95位とどちらかというとランキングが低い位置にいます。
ブータンは1972国民総幸福度(GNH)という独自の指標を作り、「私達の国こそ世界一幸せな国です」というPRをしています。
GNHとは「経済的な豊かさではなく精神的な豊かさを重んじる」というものです。
また、当たり前の生活を送れるということに関してとても大切にしている国でもあり、ブータン人に幸せですか?と質問をすると「はい」と返す人がほとんどだそうです。
私達日本人は同じ質問をされたとき、どれだけの方が「はい」と即答することができるでしょうか。
ちなみにGNHの調査方法として「4つの柱」と「9つの指標」があります。
国民総幸福度<4つの柱>
GNHは4つの柱、9つの指標で調査されています。
4つの柱とは
持続可能な社会経済開発
環境保護
伝統文化の振興
優れた統治力
この4つを柱としています。
持続可能な社会経済開発とは
人々の生活の安定のために、持続可能な社会、経済を目指すことです。
環境保護
ブータン固有の自然や、ヒマラヤの麓に脈々とはぐくまれている自然を壊さぬよう、今後の発展に努めることを指します。
伝統文化の振興
発展や近代化を遂げたとしても、それは伝統文化の破壊を意味してはならない。常に古きよき伝統を重んじることを指します。
優れた統治力
優れた国王の統治の下、各存覚においても優れた統治を行うことで、国全体としての幸福度増加を目指すことをさします。
次回は9つの指標についてお話ししたいと思います。
国民総幸福度<9つの指標>
GNHの調査での9つの指標について紹介します。
それは次の9つです。
心理的幸福
時間の使い方とバランス
文化の多様性
地域の活力
環境の多様性
良い統治
健康
教育
生活水準
ひとつひとつ説明していきます。
心理的幸福
物質的に満たされるのではなく、心・精神面が満たされ幸福を感じられるかどうかの指標です。
時間の使い方とバランス
仕事ばかりに時間を取られたり、余暇ばかりを楽しむのではなく、そのバランスが取れた暮らしを送っているかどうかの指標です。
文化の多様性
それぞれがお互いを尊重しあうとともに、各地域に根付く文化を大切にすることで、伝統的な文化の多様性を重んじれているかどうかの指標です。
地域の活力
誰一人として孤立してしまわぬように、皆が家族のように繋がりあうとともに、集団として活気にあふれているかどうかの指標です。
環境の多様性
職場や住環境など、多様性にあふれるとともに、活気にあふれているかどうかの指標です。
良い統治
属する国家、地方自治体において、満足できる・信頼できるような良好な統治が行われているかどうかの指標です。
健康
すべての基本である、健康を重んじているかどうかの指標です。
教育
すべての人が平等に、教育を受けることができるとともに、更なる発展が進められているかどうかの指標です。
生活水準
最低限の生活水準が保たれているかどうかの指標です。
現在ではブータンは中国の影響により、近代化が進むとともに本当に自分たちは幸せなのかという自問自答する流れもあります。
しかし、心の幸福度は日本とブータンどちらがあるのでしょうか。近代的な何もかも手に入る日本と、何もない場所で胸をはって「自分たちは幸せだ」と胸をはってきたブータン。
何をもって私達は幸せなのか考えてみることも大切なのかもしれません。
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