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アマゾンのインターネット衛星群「Kuiper」が米国連邦通信委員会の承認を獲得、1兆円超の投資を発表
AI.

Amazon(アマゾン)は、これまで計画していた3236基のインターネット用衛星コンステレーションの打ち上げに対する米国連邦通信委員会(FCC)の承認を得た(Amazonリリース)。その衛星群はアマゾンのProject Kuiperの柱であり、それまで高速インターネット接続を得られなかった米国の世帯に高速低遅延のブロードバンドインターネットサービスを人工衛星から提供しようとするものだ。

当局からの重要な承認と並行してアマゾンは、Kuiperに100億ドル(約1兆500億円)あまりを投じると発表した。その費用は衛星の構築や試験ばかりでなく、顧客が実際に接続を利用できるために必要な地上局ネットワークのインフラストラクチャの構築も含む米国に雇用を生み出すものだ。

アマゾンのKuiperの計画には、消費者直通のサービスだけでなく、キャリアのための中継回線(バックホール)のネットワークサービスも含まれる。これによりキャリアは、高速のLTEおよび5Gワイヤレス接続を、対応した地上局がない圏域の顧客にも提供できる。アマゾンによると、これは米国だけでなく全世界に提供される。つまりKuiperのネットワークは最初は米国市場だけのものだが、その後グローバルに拡張される計画になっているのだ。

実際のところ、アマゾンはSpaceXの後を追う形になっている。後者はすでにそのStarlinkネットワークのために衛星を打ち上げており、2020年の夏にはベータテストが行えるようになるという。しかしJeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏が率いるeコマースの巨人は、ワシントン州レドモンドにKuiperの開発専用の新たなR&D施設をオープンさせること。そして同じくベゾス氏の宇宙への打ち上げ企業であるBlue Originもそのパートナーであることから、この強力でパートナーシップによりKuiper用衛星の打ち上げサービスは比較的早く準備が整うかもしれない。

低地球軌道衛星と呼ばれるこの新興市場において、勝者は1人ではない。遅延と速度と接続の質に関してこれらのネットワークがその約束を十分に守れるのであれば、複数のプロバイダーが文字通り地球規模で十分に競争できるだろう。アマゾンによる100億ドルの投資も、その実現することに賭ける理由の1つだ。大きな衛星コンステレーションの打ち上げには、その前段階のインフラの費用も膨大であるため、それだけの資金を確実に用意できる競合他社はそれほど多くはない。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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