#アナタノミカタ 

今後も投資が増えていく不動産テクノロジー、Inspectifyは住宅診断と修理のマーケットプレイス
AI.

Josh Jensen(ジョシュ・ジェンセン)氏は23歳のときに、イリノイ州ピオリアに最初の家を買った。

彼はその家を売ってビジネススクールの学費に充て、その後の人生コース(機械技師やスタートアップ企業の役員)では妻とともにいくつかの家を買い、リフォームし、転売した。

「10年で家を10軒買い、リフォームし売ってきた。家の検査もしたが、それには毎回失望した」とジェンセン氏はいう。

家を買って売るということ続けたジェンセン氏は、その経験を元にInspectifyを創業した。それは住宅診断すなわち住宅診断と修理のマーケットプレイスで、家の売買の過程を合理化することが狙いだ。

家を買う人はこのプラットフォームで診断をすぐに予約し、修理の見積もりを得ることができる。同社は複数の不動産会社と協力して、その過程を高速化している。

「データを活用してサービスプロバイダーに繋がり、全体的な過程をかなり合理化している。家のバイヤーは、その家を本当に買う可能性がある人だけを探せる。そのための情報を使って、家の購入から保有、良質な管理までの推移をサポートする」とジェンセン氏は説明する。

多くのスタートアップと違い、ジェンセンの企業はすでに黒字だ。このプラットフォーム上で住宅診断士の仕事をとると、同社が15%のマージンを得る。

住宅診断の費用は380ドル(約4万円)から450ドル(約4万8000円)ほどで、ロサンゼルスにオフィスのある同社にはいつも多くの来店がある。ジェンセン氏によると、2020年8月にローンチした同社の売上は月商ベースで前年同期比60%伸びているという。

ジェンセン氏は以前に、Andreessen Horowitzが支援するFlyHomesを経営していた。Inspectifyの他の創業メンバーも、不動産業における経験が豊富だ。共同創業者のTaylor Zwisler(テイラー・ツウィスラー)氏は、ネット上の不動産屋であるVaultの元役員で、Inspectifyの創業には同社のCTOであり元Amazonのエンジニアで連続起業家でもあった。Denis Bellavance(デニス・ベラヴァンス)氏とともにに加わった。

ベラヴァンス氏はPeachを創業し、Zillowの長年の社員として同社のカナダでの事業を立ち上げた。

「妻と私は不動産投資における興味深いモデルだ。家を買ってリフォームしてそこに住んで、それから引っ越す。2人はそれに対して、情熱を感じているんだ。以前はそんな仕事は、資金を呼び込むためのサイドビジネスだったけど」とジェンセン氏はいう。

Y Combinatorのこの前のクラスを卒業した同社は、不動産にフォーカスしたスタートアップにとってのチャンスの波にうまく乗っている。

最近数年の間、不動産テクノロジーや不動産管理サービスの住民向けおよび商用市場向けの投資が増えている。その方面における2020年5月の総投資額は16億ドル(約1698億円)ともいわれている。しかしこれは、前年同期比では70%のダウンとなる。National Real Estate Investorが引用しているKeefeやBruyette & Woodsなどのデータはそのようになっている。しかしこの下降傾向の中にあっても歴史的に見ると上昇傾向であり、この記事によると1件あたり投資額の中央値は全過去平均の63%アップだ。

画像クレジット:Vadmary / Getty Images

原文へ
(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

引用先はこちら:今後も投資が増えていく不動産テクノロジー、Inspectifyは住宅診断と修理のマーケットプレイス

#アナタノミカタ