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アイリスオーヤマ、新卒採用を過去最多の640名 発熱者検出のAIカメラなど好調で
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画像はアイリスオーヤマの公式サイトを編集部でキャプチャ

アイリスオーヤマ株式会社は8月4日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響で、新卒採用の調整に踏み切る企業が全国的に増加傾向にあるなか、2021年度新卒採用枠を当初の計画数に240名上乗せし、過去最多の640名に拡大すると発表した。

2021年度入社の採用枠を拡大した大きな理由の1つとしては、7月1日に発売した非接触で発熱者を検出できる「顔認証型AIサーマルカメラ」を中心とする、法人向けの人工知能(AI)カメラソリューション事業の拡大が挙げられる。

今年度の売上高見通しは前年比140%の7000億円

また、アイリスオーヤマは、国内でマスクの生産設備を新たに導入し、稼働を開始した。さらに、アイリスプラザを中心としたネット通販事業の拡大と、全国9工場における物流量の増大への対応など、各事業を拡大している。

これらの影響もあり、アイリスグループ28社の今年度の売上高見通しは、当初の6000億円(前年比120%)から、1000億円増の7000億円(前年比140%)に上方修正した。

今秋には飲料水事業にも新規参入するなど、時々刻々と変化する国内外の環境変化に迅速かつ柔軟に対応できるように、自社の事業変革を積極的に進めるとしている。

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データ侵害やハッキングの危険性が成長を阻害

アイリスオーヤマがAIカメラ事業(セキュリティカメラ含む)への参入を発表したのは4月13日。マスクの生産やネット通販事業の拡大など、ほかの事業も拡大しているものの、AIカメラ事業への参入発表から考えると、2021年度新卒採用枠を拡大するという発表まで、わずか4ヶ月となる。

最後に、同社がAIカメラ事業への参入を発表してから、これまでの動きを振り返っておこう。

4月20日に発売した全38種の「AIカメラ」シリーズの一部製品は、AIアルゴリズムを採用。従来は約3秒かかる顔認識をわずか0.2秒のスピードで実現する。顔キャプチャ機能で認識した人物を性別・年齢・身長などの属性を、すぐに分類してカウント。警備の配置を検討したり、来場者の傾向をもとにマーケティングに活用したりできる。認識は最大15項目まで可能。

7月1日に発売した非接触で発熱者を検出できる「顔認証型AIサーマルカメラ」は、AIアルゴリズムを搭載。顔認証による個人特定に加え、発熱者を検知できる。事前設定よりも高い温度や事前に登録していない個人を検出した場合、画像と音声アラートで即座に通知してくれる。

ほかの事業の拡大もあるものの、AIカメラ事業(セキュリティカメラ含む)への参入を発表から、2021年度新卒採用枠拡大の発表まで、わずか4ヶ月で実現したアイリスオーヤマ。Ledge.aiでは、引き続き、同社の動向に注目したい。
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