Google、ノーコードのアプリ開発サービス RPAに本腰か
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画像は米Googleの公式ブログより
米Google(グーグル)は9月8日、公式ブログにおいて、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるとうたう、ノーコードのビジネス アプリケーション プラットフォーム「Business Application Platform」の詳細を明らかにした(公式サイト)。
フランスのIT系ニュースサイト「Silicon.fr」の報道によると、「Business Application Platform」は、Compute Engine、App Engine、Cloud Functions、Cloud Run上でAPIを作成、デプロイ、管理できるフルマネージドサービス「API Gateway(ベータ版)」に加え、「Apigee data source for AppSheet(一般提供)」「AppSheet Automation(先行アクセス)」でも構成されるという。
「Business Application Platform」は、Google Cloud Platform(グーグル クラウド プラットフォーム、GCP)による「Apigee」のAPI管理や、「AppSheet」のノーコードアプリケーション開発への取り組みにもとづき、構築した。Google Cloud Platformが持つ人工知能(AI)や機械学習、セキュリティなどの専門知識を活用し、新機能を追加予定としている。
SNS上では、ノーコードのアプリ開発サービスが増加傾向にあることや、認識の差はあるものの、同プラットフォームがRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に分類できるとも考えられることから、「Googleもノーコードか」「GoogleもRPA参入?」などの書き込みが見られる。
セブン銀行、住所変更手続きが24時間可能に チャットボットとRPAの連携で
セブン銀行の公式サイトより
近年、RPAは身の回りのサービスにも導入され、身近なものになりつつある。
たとえば、株式会社セブン銀行は8月17日から、チャットボットとRPAの連携により、住所変更手続きを無人化する実証実験を開始している。本実証実験を支援するUiPath株式会社が8月31日に発表した。実証実験の期間は約1ヵ月を予定しているという。
セブン銀行は、モビルス株式会社のチャットシステム「mobiAgent」と、今年5月より販売を開始したUiPathの自社クラウドサービスでRPAプラットフォームを提供する「UiPath Automation Cloud」の管理機能であるクラウド版Orchestratorを連携し、実証実験を実施している。
今回構築した自動化の仕組みでは、ユーザーは氏名や連絡先などに関するやり取りをチャットボットで実施。その情報がUiPathによって、顧客対応や勘定系の業務システムと連携し、本人確認から住所変更手続きまで、すべてオペレーターを介さず自動でできる。
セブン銀行では、人工知能(AI)を活用したチャットボットによる問い合わせ窓口を公式サイト上ですでに開設していた。しかし、住所変更手続きは、主に対応時間に制限のあるテレホンセンターのオペレーターとのやり取り、または本人確認としてIDとパスワードの入力が必要なダイレクトバンキングでのオンライン手続きが必要だった。
今回、チャットボットとRPAの連携により、本人確認や住所変更登録作業を自動化し、オペレーター対応時間外であっても24時間365日、手軽に住所変更手続きを完結可能になる。取り扱う情報はすべて暗号化されているため、セキュリティも確保しているという。
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