WHILLが新型近距離モビリティ「WHILL Model C2」の予約販売を9月21日から開始
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WHILLは9月17日、新型の近距離モビリティ「WHILL Model C2」(ウィル モデル シーツー)の予約販売を行うと発表した。本体価格47万3000円(非課税)で、9月21日から予約を受け付ける(介護保険レンタル:約2700円/月)。同月中国でも発売開始し、順次他の地域にも展開する。
2020年11月から直販体制を整え、試乗サービス・運転アドバイス付きの購入サービス、電話やウェブなどを利用し全国から申し込めるようにする予定。また、盗難・破損の際の本体補償を追加したほか、既存保険サービスWHILL Smart Careの内容を拡充した。
WHILL Model C2は、従来モデルへのユーザーの声を反映し、走行性能やユーザビリティをさらに向上させた新製品。
リアサスペンション採用により段差・悪路でも滑らかな走行が可能となり、快適な乗り心地を実現。コントローラーとスイッチを片側に集約し、高齢の方でも軽い力で操作できるようにした(コントローラーは左右どちらにも付け替え可能)。
連続走行距離が18キロに増加、後方ライト(テールライト)位置の変更によりリュックをかけた状態でもライトを視認しやすくなり夜道でも走行しやすくなった。
同製品は、シニア層の使用を主に想定して開発。一般に福祉用具は、介護保険の適用を受けた上で介護系流通事業者を通じて借りることが一般的となっているものの、歩行困難を抱える高齢者は日本だけでも1000万人とされ、介護保険利用者の数を大きく上回っているという。
WHILLは、様々な販路を拡大することで、介護保険を利用しない方にも同社製品を気軽に利用できるようにしたいという。高齢者の外出をサポートすることで、買い物、通院など自立度の向上、地域、コニュニティなど社会との接点の増加など、健康面の維持だけではなく、シニア層のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献したいとしている。
WHILLは、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中で近距離移動プラットフォームを構築。2012年5月に日本で創業、2013年4月には米国、2018年8月にはオランダに拠点を設立した。
事業の柱は、パーソナルモビリティとMaaS。パーソナルモビリティ事業では、WHILL Model A、WHILL Model Cを12の国と地域で販売している。
MaaS事業では、障害の有無や年齢に関わらず、ひとり乗りモビリティによる移動サービス・システムを提供し、既存交通機関を降りてから目的地までの「ラストワンマイル」の移動の最適化を行うという。
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