Alchemist AcceleratorデモデイXXV出場19社を紹介(その1)
AI.
Alchemist Accelerator(アルケミスト・アクセラレーター)が今年の初めにデモディをバーチャルに移行したとき、Alchemistのディレクターであり創業者でもあるRavi Belani(ラビ・ベラニ)氏は、それはチームがしばらくの間、続けることを期待していた動きだと私に話してくれた。それから半年近く経った今、再びデモデイを開催することになりましたが、まだ新型コロナウイルスの感染蔓延が続いているため、今回もバーチャルでの開催となった。
Alchemistは企業向けアクセラレーターとして、消費者に商品やサービスを販売する企業ではなく、主に他の企業から収益を得るシードステージの企業に焦点を当てている。25回目となる今回の最新のコホートでは、20社近くの企業がプログラムに参加した。内訳は、理学療法機器から営業担当者のためのAIコーチ、ソフトウェア開発者のための生産性向上ツールまでバラエティーに富んでいる。
米国時間9月17日の午後には、ボルボ(Volvo Cars Tech Fund経由)がAlchemistに投資家として参加したことも発表された。両社はボルボの投資額を明らかにしなかったが、これまでの同様のパートナーシップでは、GE(ゼネラル・エレクトリック)やJuniper Networks(ジュニパーネットワークス)のような企業が200万~300万ドル(約2億1000万円〜3億1300万円)程度を投資していた。
これらの企業が世界に進出するのを見てみたいと思わないだろうか。AlchemistはデモデーをYouTubeでストリーミング配信し、現在葉アーカイブを視聴できる。
この記事では、全企業のアルファベット順のリストと、各社が取り組んでいることを簡単に紹介していく。
Anda Technologies
GPS、通話、クイックシンボルベースのメッセージングシステムを内蔵したシンプルなスマートウォッチ。親や介護者がスマートフォンを使いこなせない状況でも連絡を取り合えるようにすることのが目的だ。同社は最初にラテンアメリカに焦点を当て、現在は米国とヨーロッパへのサポートを拡大している。
Botco.ai
会話型マーケティングプラットフォームを開発。具体的には、売上とコンバージョンを増加させるためのマーケティング用のAIチャットボットだ。見込み客は、SMSやメッセージングアプリを使ってボットとチャットすることができ、AIがあなたのビジネスについて知っていることへの理解を深め、それに応えてくれる。
BreachRX
セキュリティ侵害が発生した際の企業の対応を合理化するためのプラットフォーム。対応のプレイブック(セキュリティの手順書)を提供し、適切なチームメンバーにタスクを割り当て、いつ、どのように対応したかを記録するのに役立てる。
ClearQuote
コンピュータビジョンベースの車検システムを開発。ClearQuoteによると、スマートフォンのカメラを使って車両全体を約60 秒でスキャンして損傷の有無を確認し、その場で修理費用を計算することができるという。まずはリース終了検査、中古車検査、レンタカーの返却検査に注力する。
Copilot
AIを搭載した営業マンのための「コーチ」システムを開発。営業マンが電話もしくはビデオ通話をすると、Copilotが会話を分析し、関連情報を含む「キューカード」を生成する。
Evolution Devices
ウェアラブル電気刺激デバイスを開発。脳卒中の生存者や多発性硬化症の人を含む、下肢に力のない人のリハビリテーションプロセスを支援することを目的する。このデバイスは、各ユーザーの歩行パターンに適応し、患者のセラピストにデータ(歩数など)を報告することで遠隔ケアを支援する。
Faucetworks
「人工神経科医」は、患者が救急車で病院に運ばれている間や、神経科医がいない病院で神経学的な緊急事態をより迅速に特定するのを助けることを目的としている。このハードウェアシステムは、患者に一連の質問をしてから、身体検査を行う。
HR Messenger
WhatsAppもしくはFacebook Messenger上で動作するように構築されたHR・オンボーディングチャットボット。スクリーニング前の質問、面接のスケジューリング、紹介依頼などを自動化するのに役立つ。同社によると、KFC(ケンタッキーフライドチキン)やH&Mなどのクライアントと連携しているという。
Hopthru
公共交通機関向けのデータ分析プラットフォーム。公共交通機関がすでに収集しているデータを分析してダッシュボードに接続にすることで、交通機関が路線や乗降客数を改善する方法を見つけるのを支援する。
Hubly Surgical
脳神経外科医が「頭蓋骨穿刺」手術を行うためのスマートなドリルを開発。同社によると、多くの外科医がいまだに基本的な標準的な手回しドリルを使用しており、これが高い合併症率につながる可能性があるという。Hublyのドリルは、ドリルを正確に角度をつけるのに役立ち、外科医がドリルを深く掘りすぎないように作られている。2021年に米食品医薬品局(FDA)の認可を受け、2022年に米国の病院で発売される見込みだ。
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カテゴリー:VC / エンジェル
画像クレジット:Alchemist Accelerator
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(翻訳:TechCrunch Japan)
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