AIで静止画や動画を高画質化 VHSやDVD用の動画をBlu-rayレベルに
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AIで静止画や動画を高画質化 VHSやDVD用の動画をBlu-rayレベルに
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株式会社クシムの連結子会社である株式会社イーフロンティアは10月2日から、クラウドにアップロードするだけで、簡単に映像・画像をデジタルリマスターできる「Remaster.AI」サービスを開始した。

5Kまでの高解像度に対応している

イーフロンティアはCG・映像製作ソフトウェアを開発・販売している企業だ。「Remaster.AI」では、人工知能(AI)技術を活用し、「AI超解像」「フレームダブラー」「スーパースロー」の3つの技術を提供する。

「AI超解像」は、AIを用いた超解像技術により、SDクオリティの動画をHDクオリティに自動的に生成する

「フレームダブラー」は、1秒間30フレームの動画を1秒間60フレームに変換する技術で、5Kまでの高解像度に対応している。

「スーパースロー」は、1秒間に最大30フレームの動画を1秒間最大300フレームまで拡張する技術だ。通常スローモーションすると、カクカクした動きになる動画をなめらかに動かせるという。

VHSやDVD用の動画をBlu-rayレベルに

「Remaster.AI」を利用することで、たとえば、過去に作られた低解像度のVHSやDVD用の動画をBlu-ray Disc(ブルーレイディスク)レベルのHD画質に手軽にかつ、安価に生成可能になる。利用料金はAI超解像が5分10ドル〜、スーパースローは5分10ドル〜、5K動画フレームダブラーは5分100ドル〜。

AI技術を活用したデジタルリマスターの要素技術はすでにいくつか存在するが、イーフロンティアが提供する「Remaster.AI」はAIの知識や複雑な操作を必要とせず、わかりやすいリマスターサービスに仕上げたとしている。

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AIで実写映像やアニメを高画質化 超解像処理とノイズリダクションを施す

AIで静止画や動画を高画質化するサービスはほかにもある。

たとえば、ax(エーエックス)株式会社と株式会社ラディウス・ファイブは8月7日、実写映像やアニメをAIで高画質化できる「ailia AI Refiner(アイリア エーアイ リファイナー)」の提供開始を発表した。

AIモデルは実写向けの「for Photo」と、イラスト向けの「for Anime」の2種類をラインナップする。実写動画はもちろん、アニメーションやCGなどの映像にも使用できる。AIで超解像処理とノイズリダクションを施すことで、世界最高水準の高画質化を実現するという。機械学習を活用した超解像処理の特許技術により、高速に画像を生成できるとのこと。

同サービスは、axおよびアクセルが開発・提供するAIを高速に推論するディープラーニング・フレームワーク「ailia SDK」と、ラディウス・ファイブが提供する高解像度化AIを組み合わせたもの。米Adobe社が提供するソフトウェア「After Effects」で使用できる。

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