総務省データサイエンス講座が無料に!人工知能ニュースまとめ10選
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日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。
そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。
清水亮氏が設立したAI企業、UEIが突然の解散
株式会社UEIは10月1日、人工知能(AI)企業の同社が9月30日付けで解散したと発表した。
UEIは、実業家で、東京大学工学部先端科学技術研究センター客員研究員かつ、『教育としてのプログラミング講座』(中央公論新社)や『よくわかる人工知能』(KADOKAWA)などの著書などでも知られる清水亮氏が2003年8月8日に創業した企業だ。
JR東日本、AIで突風による事故を防止 運転休止に活用
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は10月6日、人工知能(AI)を活用した突風探知手法を導入し、列車運転の規制に活用すると発表。開始日は11月1日を予定している。列車運転規制の実施区間は羽越本線 今川〜羽後本荘間、陸羽西線 余目〜清川間。
JR東日本では、2005年12月25日に発生した羽越本線砂越〜北余目間における列車事故の対策として、2017年12月19日から、ドップラー・レーダーを用いた突風に対する列車運転規制を実施している。
総務省が無料データサイエンス講座を開講、松尾豊氏ら講師に
総務省は9月29日から、実践的なデータ分析の手法を学習できるとうたう、データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス演習」を開講している。登録料および受講料は無料。期間は11月29日まで。
本講座では、ビジネスや行政での活用を想定しており、社会人や大学生に向けて、ビジネスや業務上での分析事例を中心に実践的なデータ分析(統計分析)の手法をわかりやすく解説するという。前提条件は表計算ソフトMicrosoft Excelの基本的な操作ができること。目安学習時間は週3時間程度。
PC業務を自動化するRPAが年額30万円で登場 SBI AntWorks Asiaが販売
SBI AntWorks Asia株式会社は10月7日、統合オートメーションプラットフォーム「ANTstein SQUARE」に含まれるフルスタックのRPA製品であるQueenBOT RPAを、年間ライセンス料金30万円(税抜)で販売開始した。
QueenBOT RPAにはメールやフォルダーの監視機能や、アプリケーション上のボタンや入力フィールドを画像ではなくオブジェクトとしてとらえるなどの機能が備わっている。また、ソフトウェアのロボットを作るための開発ツールだけを提供するデスクトップ型ではなく、開発とは別の実行専用環境とその一元管理を行うサーバー製品をもつ「サーバー型RPA製品」という点も特徴のひとつだ。
Python試験の模擬試験が無料に、代表理事が推薦
株式会社DIVE INTO CODEは10月5日から、「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の模擬試験を無料公開した。本試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が2020年春に開始した、プログラミング言語「Python」を使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験だ。
DIVE INTO CODEは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会やRails技術者認定試験運営委員会認定のオンラインで受講可能な模擬試験「DIVE INTO EXAM」を無料で公開している。2017年に開始された「Python 3 エンジニア認定基礎試験」については、2020年9月に模擬試験を公開した。
コロナ禍に「爆破予告」が急増している
株式会社Specteeは10月7日、人工知能(AI)リアルタイム危機管理サービス「Spectee Pro」を活用し、「爆破予告」についての調査結果を発表した。この1年間に情報を覚知した爆破予告をグラフ化することで傾向を可視化し、その背景に何があるのかを考察している。
まずは、2019年10月1日〜2020年9月30日の1年間の爆破予告覚知件数を、予告対象機関ごとに分けて表示した。2020年5月までは月に10件以下だったが、2020年6月を境に急増している。具体的には、6月は12件、7月は30件、8月は45件、9月は62件だ。
AIが駐車場の空き状況を把握、大型物流施設の運営効率化へ
ニューラルポケット株式会社は9月30日、株式会社プロロジスの物流施設において、AI技術を活用した駐車場の満空把握・管制ソリューションを検証したと発表した。
本検証では、ニューラルポケットの画像や映像を解析する独自のAIを利用し、最小限のカメラの台数で駐車場区画の分析・可視化を実現する。また、可視化された情報を活用することで、円滑な駐車場管理を目指していく。
ビデオ会議で好きな画像に喋らせる無料カメラアプリ あらゆる人になりきれる
株式会社EmbodyMe(エンボディーミー)は9月29日、人工知能(AI)におけるディープラーニング(深層学習)技術を活用し、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議であらゆる人になりきれるバーチャルカメラアプリ「xpression camera(エクスプレッションカメラ)」を無料配信したと発表。
xpression cameraは、あらゆる人になりきってZoomやGoogle Meetなどでビデオチャットをしたり、Twitchなどでライブストリーミング配信をしたり、YouTubeやInstagramの動画を作成したりできる。
2020年第3回「G検定」対策講座が無料に 約2万円分
株式会社AVILENは10月1日、日本ディープラーニング協会(JDLA)による2020年 第3回 ジェネラリスト検定「JDLA Deep Learning for GENERAL 2020 #3(G検定)」の開催にあわせ、約2万円分の「G検定対策講座」を無料で提供すると発表した。期間は11月末まで。
対象は、期間中にE資格コースの新規受講を開始した人。なお、すでにG検定講座を受講中の人がE資格コースに申し込んだ場合は、G講座受講料の2万900円をキャッシュバックするため、実質的に受講料を返金する形になる。また、10月末までの申し込み限定で、AVILENが執筆した『G検定対策問題集』がもらえる。
港湾クレーンでの点検作業、ドローンの撮影画像をAIが解析 発錆検知の自動化へ
株式会社三井 E&S マシナリーと株式会社ゼンリンデータコムは9月30日、港湾クレーンの点検にドローンを活用する実証実験を実施したと発表した。
本実証実験では、これまで点検員が目視で取り組んできた港湾クレーンの構造物点検の一部を、ドローン飛行による画像撮影および画像のAI解析で実施した。また、画像の人工知能(AI)解析により、自動で発錆の有無を検知する点も検証している。なお、画像のAI解析技術は、Automagi株式会社の「AMY InfraChecker」を活用している。
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