「Two Screens for Teachers」がシアトルの公立学校教師全員に2台目のモニターを寄贈
AI.
Two Screens for Teachers(先生に2画面を)は、ご想像の通り先生が2つ目の画面を自宅で使えるようにするための慈善組織だ。このほどシアトル公立学校制度内で必要としている全教員に新しいモニターを配布できるだけの資金を集めた。 これが他の地域でも地元教員に同様の支援を行うきっかけになることを同組織は望んでいる。
30人の生徒を相手にしながら、教材やさまざまな資料を1台のノートパソコンで扱うのは、考えただけでも不安になるが、それは何万人もの教員がこの数カ月間やっていることだ。
関連記事:
リモート授業を強いられている教師はモニターを2台持つべき、Two Screens for Teachersが提案
Two Screens for Teachersは2台目のモニターが必要な教員(ほとんどがそうだ)と、彼らを支援したい人たちをつなぐ、という簡単なしくみで9月にスタートした。数万台のモニターがすでに配られたが、ウェイティングリストにはまだ2万人以上いる。先へ進めるためには(教員には足りない)時間または気前の良さが必要な規模だ。
幸いなことに、シアトルには気前が良くて少しばかりの現金を持つ人が十分いたようで、組織はシアトル公立学校の3000人ほどの教員に新しいモニターを買うための資金を集めた。もし、まだ受け取っていない人がいたら、 ここで登録して来週自分の分を手に入れよう!!
Walk Scoreの共同ファウンダー、Matt Lerner氏とMike Matthieu氏のふたりが最初に手を挙げ、その後シアトル拠点の多くの起業家が集まって学区全体をカバーするのに必要な約43万ドルを集めた。「Mark Torrance Foundationからの同額寄付に、Amazon、Microsoft、Redfinsのベテラン社員、Mandrona Venture GroupとPioneer Square Labsのベンチャーキャピタリストらが協力してくれました」と同組織は語った。
シアトルでの成功によって、困っている教員がたくさんいる全米の都市で同様の運動が起きることをLerner氏は願っている。
「ベイエリアやロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、デンバー、ソルトレイクシティ、アトランタ、オースチン、ダラス、ピッツバーグ、ローリーダーラムなどのテック関係者に声をかけ、先生たちに教師の大切さを訴え、全米の生徒たちをネットにつなぐよう頼んでいます」とLerner氏がプレスリリースに書いた。もちろん他の都市の参加も歓迎しているが、名前の上がった都市にはLerner氏が直接挑戦をしかけている。
Two Screens for Teachersが仲介人としてモニターの大量割引購入を行い、地域の代表者が地元教員に配布するための資金を集める方法もいとわないとLerner氏が私に話した(始まりは個々の教員に個人が寄贈する形だった)。 この記事のハウツーセクションに、コストの見積もりと地元パートナーの探し方が書かれている。
友好的競争の精神で、Lerner氏は他の都市でもこの大変な時期に還元する方法を探している人たちが挑戦を受けて立ち、この大いに役立つツールを地域の教員たちに贈ることを期待している。
関連記事:
ユネスコが学校が閉鎖された全世界7億7670万人の子供たち用遠隔学習ガイドを公開
カテゴリー:
タグ:
画像クレジット:Two Screens For Teachers
[原文へ](翻訳:Nob Takahashi / facebook )
引用先はこちら:「Two Screens for Teachers」がシアトルの公立学校教師全員に2台目のモニターを寄贈