Microsoftが言語モデルGPT-3を独占:人工知能ニュースまとめ10選
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Microsoftが言語モデルGPT-3を独占:人工知能ニュースまとめ10選
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画像はUnsplashより

日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。

そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。

G検定やE資格の模擬テストなどが無料に

日本ディープラーニング協会(JDLA)は10月12日に、公式Facebookアカウントにおいて、自宅で人工知能(AI)におけるディープラーニング(深層学習)について学習できるコンテンツを紹介している。今回はすべてStudy-AI株式会社が手がけたもの。

『G検定模擬テストと公式例題解説』(無料)では、ジェネラリスト検定(G検定)模擬テストの無料β版(225題)を利用申請できる。なお、G検定はディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているか検定するもの。

キユーピー、熟練でも30分かかるシフト表の作成を1秒に 量子コンピュータ活用で

キユーピー株式会社は惣菜工場において、量子コンピューティング技術を活用し、製造サインのシフト最適化プロジェクトを開始した。サービス開発元の株式会社グルーヴノーツが10月9日に発表した。

シフト計画を作成するには、本人の労働条件や休暇希望、製造ラインごとに求められる人数・スキル要件、勤務間隔、人件費、人と人の相性など、さまざまな条件を考慮する必要がある。

歴代ローマ皇帝54人の顔をAIで再現 彫刻などの歴史資料を活用

画像AIの発展により、白黒映像のカラー化、低解像度動画の高画質化、GAN(敵対的生成ネットワーク)など生成モデルによるAI芸術といった、いろいろな領域で日々新たな取り組みが生まれている。

今回、カナダ出身のデザイナーDaniel Voshart氏が、歴代ローマ皇帝54人のリアルな顔を彫刻などの歴史資料から再現した。

「高精度過ぎる文章を作る」Microsoftが言語モデルGPT-3の独占的ライセンスを取得

「この言語モデルは危険すぎる」「新たなブレイクスルーだ」など多くの議論を生み、一躍注目された「OpenAI」が開発した言語モデル「GPT-3」の独占的ライセンスを、米Microsoftが取得した。

Microsoftが2020年9月22日、OpenAIとの継続的なパートナーシップを拡大し、文章自動生成AI「GTP-3」の独占的ライセンスを取得したことを公式ブログで明らかにした。

大日本印刷、AIオンデマンド交通でタッチパネル式の予約システムを提供

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は10月8日、「静岡型MaaS基幹事業実証プロジェクト(しずおかMaaS)」が実施する、AIオンデマンド交通サービス(のりあい号)による呼出機能の実証実験に参画することを発表した。

本実証実験においてDNPは、交通機関の乗り換えなどをする駅前などのモビリティポート(交通結節点)整備の一環として、タッチパネル式屋外サイネージを提供する。なお、本実証実験は2020年11月1日~12月25日の期間で実施される。

従来は30分以上かかる間取り図の作成をAIで数秒〜数分に

A-LEADS HOLDINGS PTE.LTD(エイリーズ)は10月12日、人工知能(AI)による間取り図自動作成(トレース)の実用化に向け、特許を申請したと発表。

不動産業界では不動産広告の掲載にあたり、一般に流通している図面を自社向けに書き直し、広告に利用している。一般的には、本作業は30分〜1時間程度の時間がかかるという。今回開発したシステムでは、AIシステムによる自動作成は数秒、スタッフによる仕上げは数分で可能になる。

クボタ、NVIDIAのAI技術を活用し作物を適時収穫する農機の自動化・無人化の実現へ

NVIDIAは10月6日、株式会社クボタがNVIDIAのエンドツーエンド人工知能(AI)プラットフォームを採用し、農業機械のスマート化を加速させるために協業することを発表した。

近年、日本の農業は高齢化にともなう離農が進む一方、農作業の委託、経営効率化のための農地集積などにより、営農規模の拡大が進んでいる。そのため、大規模農家が抱える人手不足や作業効率の向上、省力化などの課題解決のためのスマート農業の活用が急務になってきている。

6枚の写真のうち「本物の人間」は誰か?

最近、面白そうなキャンペーンを見つけた。写真に写る6名の女性のなかから「1名だけ存在する実在の人物」を当てるというものだ。一見すると、だれも実在の人物のようだが、実は6名のうち5名は人工知能(AI)が作成した架空の人物なのだ。

じっくり見ると、だれもニセ物のようにも思えてくる。Ledge.ai編集部のSlackでは、同キャンペーンについて「わかるわけない!」「2と4は自然な表情ぽいけど、同時に作りもの感もある。むずい」など、投稿で盛り上がった。

見通しの悪い交差点での接触事故を防止するAI 自動運転バスで活用、西日本鉄道ら

西日本鉄道株式会社と西鉄バス北九州株式会社は10月8日、北九州エリアにおいて、中型自動運転バスの実証実験に取り組むことを発表した。本事業は、経済産業省・国土交通省の事業を受託した国立研究開発法人産業技術総合研究所より実証事業者に選定され、実施する。

本実証実験は、自動運転バスの社会実装に向け、必要な技術や事業環境等を整備することを目的に実施される。西日本鉄道は、実証事業者として自動運転バスの運行業務や関係機関との調整、検証項目の立案、試験走行を通じた各種検証などの役割を担っていく。なお、本実証実験は、2020年10月22日~11月29日の期間で実施される。

AIの偏見を防止できる無償ツール、プリンストン大学

プリンストン大学の視覚AIラボに所属する研究者が、人工知能(AI)システムに活用される、画像データセットに含まれる潜在的な偏見(バイアス)を自動的に検出できるオープンソースのツール「REVISE(REvealing VIsual biaSEs)」を開発した。プリンストン大学が10月1日に公式サイトで発表した。

同ツールは、クレジットカードなどのサービスや、法廷での判決プログラムなど、あらゆるものに影響を与えるAIシステムのバイアスを是正し、防止するための取り組みとしている。

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