Netflixが第3四半期の決算報告後に株価を下げた理由
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動画ストリーミングサービスのNetflix(ネットフリックス)の株価は、同社の第3四半期決算報告を受けて、米国時間10月20日の市場公開後に急落した。
Netflixの株価が突然5%も下がったのはなぜだろう?その答えは、良し悪しな決算報告書、期待外れの新規顧客数、やや緩いガイダンスにあるようだ。
第3四半期に向けてNetflixは投資家に、63億3000万ドル(約6640億円)の収益、12億5000万ドル(約1310億円)の営業利益、約9億5400万ドル(約1000億ドル)の純利益、1株当たり利益で約2.09ドル(約219.2円)の価値が予想されると伝えていた。
そして同日、Netflixは64億4000万ドル(約6760億円)の収益、13億2000万ドル(約1380億円)の営業利益、7億9000万ドル(約830億円)の純利益と1.74ドル(約182.5円)の1株当たり利益を報告した。
Netflixは収益目標を達成したが、利益率では及ばなかった。
またNetflixはアナリスト予想の63億8000万ドル(約6690億円)を上回る売上を達成したが、アナリストが予想していた1株当たり利益の2.13ドル(約223.4円)には到達しなかった。
さらに悪いことに、新規顧客数の増加も予想を下回っている。Netflixは第2四半期の決算で「第3四半期(2020年第3四半期)の有料会員の純増数は前年同期の680万人に対し、250万人と予想される」と述べ、その理由は「上半期の好調な業績が下半期の需要を前倒しした可能性が高い」と伝えた。
Netflixの報告によると新規顧客はわずか220万人で、目標を達成できておらず、さらにアナリストの予測である330万人を大きく下回った。一部のアナリストの予想(CNBC記事)はさらに高かった。
今後の見通しとしてNetflixは第4四半期に65億7000万ドル(約6890億円)の収益、8億8500万ドル(約928億円)の営業利益、6億1500万ドル(約645億円)の純利益、1.35ドル(約141.60円)の1株当たり利益、600万人の新規有料顧客を見込んでいるとしている。ウォール街は65億8000万ドル(約6900億円)の利益と0.94ドル(約98.6円)の1株当たり利益を求めていたので、予測のどの部分が投資家の心理に影響したのかを判断するのかは難しい。
いずれにせよ、今回の決算報告はNetflixの株価を史上最高値から大きく動かすものではない。同社は利益を逃したことによる影響を受けるかもしれないが、それは重要な点ではない。
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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)
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