GoPro Hero9 BlackとZeus Miniを使ってマニュアル運転スキルを改善
AI.
Hero9(ヒーロー9)のレビューはすでにたくさんあるので、ちょっと違うことをしたいと思っていた。1970年製のシボレー・シェベルを運転しながら、このGoProの最新機種をテストすることにした。
私は最近、シェベルの自動変速機をTremec Magnum(トレメック・マグナム)の6速マニュアル変速機に交換した。これまで人生で一度も行ったことのないことに挑戦するためだ。つまりレブマッチ(ダウンシフト時に予めエンジンの回転数を合わせること)をやろうということだ。いい換えると、滑らかな乗り心地が欲しかったのだ。そして、私の進歩状況を記録するのに、Hero9で録画する以上に良い方法があるだろうか?
Hero9カメラは、前面スクリーン、取り外し可能なレンズキャップ、ウェブカメラ、ストリーミング機能、Hypersmooth 3.0、最大 30 秒の事前録画可能なHindsightを備えてる。うれしいことに、GoProはZeus Mini(ゼウス・ミニ)を投入した。
この充電式LEDライトは、レベル1の明るさで最大6時間の動作が可能だ。最大200ルーメンの4つのレベルが提供されている。水深10mの防水で、磁気式の360度回転クリップも備えている。緊急信号やパーティー用のストロボモード用意されている。私はビデオプロデューサーとして、いつでも異なるタイプの光源を使用することができる。
クリップのおかげでZeus Miniをすばやく簡単に取りつけることができた。それは私のペダルを上手く照らしてくれた。窓から入ってくる光と釣り合うように、明るさをレベル4に設定した。私はこの照明の有用性に、とても感動したといわざるをえない。それはメディアモジュラーのコールドシューにマウントできるだけでなく、キャンプ時に帽子にクリップしたり、影になっているボンネットの下に光を当てたりすることができる。とても便利だ。
道路をキャプチャするだけでなく、シフト操作を同じフレームの中でとらえるために、Hero9をさまざまな場所に取りつけてみた。ヘッドマウントしたり、胸に装着したりといった具合だ。どちらのカメラも本当にうまくキャプチャできたとはいえないが、胸にマウントしたほうが、頭にマウントしたものよりも間違いなく優れていた。また、同時に競合製品である、DJIのOsmo Action(オズモ・アクション)を第2カメラとしてマウントし、比較のための撮影を行った。
どちらも標準設定のままで撮影を行った。2つを比べると、Hero9は一般的に、Osmoに比べて影の部分のノイズが少なく、鮮やかな色と高コントラストの画質を提供できていた。私は通常後で好みの画質に加工できるように、自動修正されていない画像を撮影できる方が好きだが、今回の場合はGoProが標準的に提供する画像でも特に不満はなかった。
5Kで運転の様子を見ることができることは素晴らしい、排気音を轟音で聞けることも同様に素敵だ。音質は特に低い周波数で、OsmoよりもHero9がはるかに優れている。DJIのカメラには、ハイパスフィルタが組み込まれていたり、オプションであるウインドノイズ軽減機能がオフ(ディフォルト)になっていても、追加のウィンドフィルタリングが組み込まれたりしているように思えた。Hero9にもウインドノイズのフィルタリングをある程度感じられたが、それほど邪魔なものとは感じられなかった。
Hero9で気に入らなかった点は、両方のスクリーンが同時にオンになっていることだ。多くの人々がこの機能を愛していることは知っているし、それが有用な場合もあることはわかっている。だが私は、それらを個別にオフにすることができるようになっているべきだと思う。おそらくモードボタンか何かをダブルタップすることでそれを実現すればよい、こういいたいのは、おわかりのように、バッテリー寿命を気にしているからだ。
バッテリーはHero8から改善されてはいるが、連続記録のためにOsmoと並べて録画を行うと、Osmoがまだ50%前後だったときにHero9のバッテリーは枯渇状態に陥った。
もう1つの不満、ハイパースムースは実際にうまく働きすぎる。後ろから横並びで撮影した映像を見ると、Hero9はカーブで画像を滑らかに保つために左右に画像を振っているが、Osmoは多少の振れはあるものの、ダッシュボード全体をなんとかフレームの中に収めることができている。
どちらのアクションカムにも共通している良い機能は、フロントタッチスクリーンだ。しかし、その機能を追加することは、全体的なサイズをさらに大きくすることを意味する。
自分のレブマッチを5Kで見ることは間違いなく役に立っているし、私が上達するのは時間の問題だ。Hero9は、前の世代から大幅に改善されている。もしすでにHero8を所有していて、正面のスクリーン、5K、あるいは取り外し可能なレンズが不要な場合は、おそらくアップグレードする必要はないだろう。私にとって、Hero9はアクションカムの銀の弾丸ではないが、喜んでコレクションに加えたい1台だ。
Hero9 Blackの価格は399ドル(日本での販売価格は税込4万8800円)だ。
関連記事:GoPro Hero9 Blackは前面スクリーンが大型化しバッテリーと撮影機能も強化、米国ではサブスク利用で3.7万円から
カテゴリー:ハードウェア
タグ:GoPro、レビュー
[原文へ]
(翻訳:sako)
引用先はこちら:GoPro Hero9 BlackとZeus Miniを使ってマニュアル運転スキルを改善