ウォルマートがP2P商品配達のJoyRunの一部資産を買収
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JoyRun(ジョイラン)についてTechCrunchが最後に書いたのは、同社が1000万ドル(約10億円)を調達したときだった。ベイエリア拠点のスタートアップである同社の今回のニュースは少し変わっている。Walmart(ウォルマート)がサプライチェーンを強化しようとJoyRunの資産の一部を買収したのにともない、JoyRunはWalmartの一部になった。巨大小売のWalmartは米国時間11月20日、JoyRunのピア・ツー・ピアの食品・飲料配達サービスを自社のラストマイル配達に組み込むために、JoyRunの人材、テクノロジープラットフォーム、IPなどを含む「選んだ資産」を買収したと発表した。
Walmartの上級副社長Srini Venkatesan(スリニ・ヴェンカテサン)氏は、540のサードパーティ小売パートナー、そして5年ほど前の立ち上げ以来商品を配達してきた3万人強のネットワークがアプリにある、と述べた。JoyRunのサービスはSeamlessやUber Eatsのような標準的な配達アプリに少しひねりを加えたものだ。
2017年に採り上げたように、「JoyRunのアプリでは、ユーザーの好きなレストランにすでに向かっている近所の人を探し、自分の注文を上乗せすることができる」。Walmartがこのテクノロジーをいかに既存のチェーンに取り込むかは興味深いところだ。しかし聞いた感じだと、Walmartはグローサリーなどの商品の配達をノンプロに頼ることになるようだ。
このシステムはAmazon Flexと同じように機能する。配達のためのUber・Lyftギグエコノミースタイルというアプローチだ。
「この買収により、チーム、そして未来の顧客に配達するためにより多くの手法を開拓する現在の取り組みを強化できます」とヴェンカテサン氏は付け加えた。「例えば(JoyRunの)Runnersは当社のSPARKプログラムやサードパーティの配達プロバイダーを補完できるかもしれません。我々の最終目標は可能な限り早く、そして効率的に配達することです」。
Walmartは「数週間内に」ディールがクローズすると見込んでおり、JoyRunをサプライチェーンテクノロジーチームに迎え入れる。ディールの条件は開示されなかった。
カテゴリー:シェアリングエコノミー
タグ:Walmart、JoyRun、買収
画像クレジット:Nicholas Kamm/AFP / Getty Images
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(翻訳:Mizoguchi)
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