治験管理のMedableが94.5億円の資金を調達、患者体験の改善を目指す
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治験管理のソフトウェアを開発しているMedableが、新たな資金調達ラウンドで9100万ドル(約94億5000億円)を調達した。しかし現在のようなパンデミックの影響下にある環境では、ライフサイエンス企業も、新しい薬や機器に必要な検証調査の適切なやり方を見つけることが相当困難になっている。
同社によると、新型コロナウイルスのパンデミックに対応して採用された健康と安全のガイドラインでは、分散治験が必須になりつつある。そして同社の声明によるとその変化は、医薬や機器の企業が承認プロセスに入っていくとき、Medableのようなサービスにも変化を強いる。
同社の9100万ドルの新たな投資をリードしたのはSapphire Venturesで、既存の投資家であるGSR VenturesやPPD, Inc.、およびStreamlined Venturesからの投資もあった。
同社によると、Medableのソフトウェアは、被検者のリクルートメントと、リモートスクリーニング、電子媒体によるインフォームドコンセント、治験結果の評価、eソース(電子的原データ)、遠隔医療、およびインターネット接続デバイスを管理する。
そのソフトウェアはすでに新型コロナウイルスをターゲットとするワクチンや治療法の開発に利用されており、またその他の救命治療や処置の開発にも便宜を提供している。
MedableのCEOで共同創業者のMichelle Longmire(ミシェル・ロングマイア)博士は「パンデミックによって、世界は治験による薬の開発の重要性を知った。私たちに必要なのは、困難な障害を打破して患者のアクセスと体験と結果を改善する変革的な技術だ。この新しい投資によりMedableは、新たな技術を求める私たちの積極的な研究開発を継続し、治験をすべての患者にとって有益なものに改良していかなければならない」と声明で述べている。
現在、60カ国あまりの国で行われている治験で、同社のサービスは利用されている。また同社は、Datavantのような企業とパートナーして分散治験のための複数データの統合を行い、またMRNとはホームとリモートの訪問の扱い方、そしてAliveCorとは心電図による家庭内健康調査で提携している。
カテゴリー:ヘルステック
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画像クレジット:Dogukan Keskinkilic/Anadolu Agency/Getty Images
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)
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