乗降者数を推定するAIカメラ、密状態の把握にも貢献 ハチ公バスに導入
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乗降者数を推定するAIカメラ、密状態の把握にも貢献 ハチ公バスに導入
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Intelligence Design株式会社は11月26日、同社開発のAIカメラソリューション「IDEA counter」を利用したハチ公バスの乗降者調査業務での検証を実施すると発表した。

本実証実験では、ハチ公バスの1ルートにIDEA counterを設置し、画像解析AIモデルを活用して乗降者数や属性、密状態を測定・推測する。これらのデータを走行ルートや時間帯ごとに傾向を分析することで、ハチ公バスによる区民サービスの向上を目指していく。

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バス乗降者を推定するAIカメラ、マーケティングデータ取得にも貢献

これまで、よりよい街づくりのために通行量調査などは各自治体で実施され、一部では機械計測の検討も進められてきた。一方で、バス乗降者数の調査においては、ICカード情報、センサー情報だけでは機械化までの課題も多く、検討が進んでいない現状だった。そこで、Intelligence DesignのAIカメラソリューションであるIDEA counterを利用することで、画像情報をもとに乗降者数や密状態を機械的に把握し、より良い運行計画策定に貢献していく。

Intelligence Designが提供するIDEA counterの特長として、以下の3点が挙げられる。

まず、「移動体にも簡単に設置可能」な点だ。IDEA counterは携帯電話同様セルラー方式の通信を利用しているため、乗り物などの移動体にも設置可能。サイズもコンパクトかつ軽量なため、限られた空間でも簡単に設置し、端末を設定するだけで利用できる。これらの特徴を活かし、本実証実験はスピーディかつ低コストで検証していくという。

次に、「豊富な画像解析AIモデルで要望に幅広く対応可能」な点だ。豊富な画像解析AIモデルを要望に合わせて提供可能なため、通行者数、属性推定、持ち物推定、侵入検知、マーケティング、接客支援、防犯など幅広く活用できる。AIやIoTが注目されるなか、Intelligence Designでは各自治体や企業が掲げるスマートシティ構想への参画や商業施設への導入を進めている。再開発が進む渋谷でも渋谷センター商店街振興組合と連携のもと、センター街へ設置し、マーケティングデータとしての活用やキャッチセールス、落書きなどの悪質行為の抑制に貢献できるように取り組む。

そして、「個人情報に配慮した設定」だ。取得したデータはエッジで映像を取得し、解析する。利用したデータは個人情報を含むため、解析後削除し、個人データは蓄積されない。解析したデータ(人数、属性など)はクラウドで確認可能だ。

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AIカメラが乗客の動向を見守り、従来の係員の業務負荷の削減へ

AIカメラソリューションの活用で、業務負荷の削減や悪質行為への対策が期待できる。

株式会社Will Smartは2020年6月19日、公共交通事業者向けに「駅AIカメラソリューション」を提供したことを発表した。AIカメラを駅に設置することでさまざまなデータの取得や、改札やホームでの利用者の動向を見守れるようになる。

Will Smartが提供する駅AIカメラソリューションは公共交通事業者のなかでも、特に鉄道会社向けに導入事業者が価値を最大化できるよう、条件に応じた機器構成とすることでコストバランスの取れたソリューションとして開発されたものだ。

AIカメラを駅に設置することで、さまざまなデータの取得や、改札やホームでの利用者の動向を見守ることができるようになる。これにより、これまで係員が取り組んでいた業務の一部をAIカメラが代行することで、労働力不足の解消やコストの削減が期待されている。

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