AIで画質を向上できる技術、物体の細部まで認識可能に
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画像は『自動画像領域分割&レタッチ技術「Morpho Semantic Filtering™」』より
株式会社モルフォは12月3日、米クアルコム主催の次世代チップ発表イベント「Snapdragon Tech Summit Digital 2020」において、最新バージョンの人工知能(AI)による画像領域分割およびレタッチ技術「Morpho Semantic Filtering」が紹介されたと発表した。
「Morpho Semantic Filtering」は、AIにより画像内に写る物体の領域分割を実施し、物体ごとに最適な画質向上を施せる技術である。
『自動画像領域分割&レタッチ技術「Morpho Semantic Filtering™」』より
最新バージョンでは、風景シーンにおいて8種類以上の領域分割カテゴリを認識可能になった。また、領域分割の結果を最適化する技術を採用し、これまで以上に被写体の細部にまでおよぶ正確な分割を実現する。高精度な領域判定により、第6世代のQualcomm AIエンジンとQualcomm Spectra 580 ISPで最適化された違和感のない自然で印象的な画質に仕上げるという。
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画像にある物体の“意味”を認識して画質向上、モルフォが新技術を発表
なお、モルフォは2019年12月3日〜12月5日まで開催の「Snapdragon Tech Summit 2019」において、すでに「Semantic Filter(仮称)」を発表していた。
「Semantic Filter」は、AIを用いて画像の各ピクセルが何を意味するのかを判別するセマンティックセグメンテーション技術を使う。画像内の各ピクセルをカテゴリごとに分類し、それぞれのカテゴリに合わせてノイズ除去、ダイナミックレンジ補正、エッジ強調、ボケ加工などの画像処理を施す。
そのほか、詳細は以下の記事をチェックしてほしい。
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