スパコンで20億年以上かかる計算をたった3分強に、中国が量子コンピュータで
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中国科学技術大学の潘建偉(パン・ジャンウェイ/Pan Jianwei)氏らが率いる研究チームは、量子コンピュータの試作品「九章(ヂォウジャン/Jiuzhang)」により、従来のスーパーコンピュータの能力を超える「量子超越性」を実現した。12月3日にアメリカの科学雑誌『サイエンス』に同情報が掲載された。
スーパーコンピュータのランキング「TOP500」2020年11月版において、4位に位置する中国のスーパーコンピューター「神威・太湖之光(しんい・たいこのひかり/Sunway TaihuLight)」では20億年以上、首位を獲得している日本の理化学研究所によるスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」では6億年かかる計算を、「九章」ではたった3分強で実現するという。
なお、潘建偉氏は中国では「量子の父」と呼ばれており、2017年にイギリスの科学雑誌『ネイチャー』の「今年の10人」にも選出されている。
>>『サイエンス』
量子コンピュータと古典コンピュータとの違いは?
なお、Ledge.ai編集部では、量子コンピュータについて、古典コンピュータとの違い、実用化の最前線、AIとの関係などを解説している。気になる人は以下の記事をチェックしてほしい。
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