話題の「DeepL翻訳」を導入したドキュメント翻訳管理サービスが登場
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株式会社イーストバックは6月18日、ドキュメント翻訳管理サービス「LIfeLang(ライフラング)」に、ドイツのDeepL GmbHが提供する「Deep Translator(DeepL翻訳)」を使った翻訳機能を新たに追加したことを発表した。
LifeLangの登録者は、今後、翻訳ドキュメント作成時にGoogle翻訳かDeepL翻訳を選択できるようになる。
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高精度翻訳機能が世界中に情報の発信を可能に
LifeLangは多言語翻訳をより便利に、正確に行うための機能を多く持つドキュメント翻訳管理サービスだ。
現在では、FacebookやTwitterなどのSNSを通じ、世界中に情報を発信できる時代になっている。しかし、海外に向けて発信しようと思っても、配信先の言語で文書を作らなければ読まれることは難しい。それこそ、英語に翻訳しても、英語圏以外の国では読まれない状況だ。
文書を翻訳する際、これまで主に選ばれていなのはGoogle翻訳だ。Google翻訳は100以上の言語に翻訳が可能なのだが、翻訳元文章によっては誤訳が発生する場合もあり、情報発信に利用するには不安が残る状態となっていた。
そこでLifeLangでは、これまでのGoogle翻訳に加えてDeepL翻訳の導入を決定した。翻訳エンジンの比較結果を公表しているサイトによると、DeepL翻訳はAmazonやGoogleをしのぐ高精度の翻訳を実現できると評価されている。
DeepL翻訳の導入により、「意味が通じる」文章から「自然な」文章の作成が可能になる。特に海外進出企業のように、現地の言語で情報発信をしている利用者にとって、文章の質の向上は企業の信頼に貢献できる。DeepLによる翻訳については、後述する関連記事をあわせてチェックしてほしい。
また、LifeLangの特徴として「逆翻訳機能」がある。逆翻訳とは、目的の言語に翻訳した文章を、再度元の言語に翻訳し直す機能だ。これにより、元の文章と逆翻訳の文章を比較することで、誤訳がないか確認できる。
今後イーストバックが提供するLifeLangでは、誤訳のない翻訳を提供し、国を超えて読まれる情報発信に貢献するサービスを目指していく。
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Google超えの翻訳サービス 難解な方言も自然に翻訳
DeepL翻訳は、SNSなどで話題になっているサービスだ。文章だけでなく話し言葉にも対応していて、難解な方言も自然な形で翻訳するのが特徴だ。
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これまで、機械翻訳においては、文字の羅列から言外のニュアンスまで解釈し翻訳するのは難しいとされてきた。しかし、DeepLは話し手の意図も汲み取り翻訳できるという点でも高い評価を受けている。
DeepLの特徴としては口語文の精度が高い点にある。Google翻訳では口語文の訳出は得意ではなく、くだけた口語訳には限界があった。一方、DeepLでは難易度が高いとされる口語文にも精度の高い翻訳が可能という特徴を持つ。また、方言でも関西弁や津軽弁といったクセのある方言にも対応可能だ。
こうした、翻訳精度を高めている要因として、独自の対訳文検知クローラーにある。
DeepLについて、Ledge.ai編集部では自然言語処理に強みを持つストックマーク社のエンジニアにヒアリングし、その内容を公開している。
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