卒アルでの生徒の登場回数をAIがカウント 制作業務を効率化へ
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卒アルでの生徒の登場回数をAIがカウント 制作業務を効率化へ
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株式会社エグゼックは7月8日、高性能顔認識AIを搭載した卒アル業務効率化システム「アルバムスクラム」のサービス提供を開始することを発表した。

アルバムスクラムは、新型コロナウイルスの影響により授業日数がひっ迫し、卒業アルバムの制作時間の確保が難しい状況をサポートする。

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AIが生徒の掲載数を自動カウント アルバム制作時間の短縮へ

エグゼックが提供するアルバムスクラムは、先生、保護者、写真館や卒業アルバム会社など、卒業アルバムに関わる人に向けて開発されたIT・AI技術を活用した制作業務効率化システムだ。コンセプトは「従来のアルバム制作の業務のフローはそのまま」で、今まで使っていた卒業アルバム会社に発注し、使っているソフトはそのままでサービスを利用できる。

アルバムスクラムは、写真の選定や各ページのレイアウト後の確認作業、手書きの校正をオンライン上でチェックし、顔認証システムによって生徒数の掲載カウントや、掲載枚数が少ない生徒の写真探しを補助する。これにより、卒業アルバム制作に必要だった作業の時間を短縮できる。

アルバムスクラムでは、以下のような機能を備える。

顔認証AIで写真セレクトをアシスト

事前に登録した生徒の顔を選択すると、自動でその生徒のみが写っている写真を表示する。このAIアシストにより、全生徒が同枚数程度写っている写真を選べる。

顔認証AIで校正原稿の顔カウントをアシスト

従来どおりの方法で原稿を作成したのち、原稿をアルバムスクラムに登録すると、それぞれの生徒が何か所に登場しているかを自動でカウントする。

関係者内で情報を共有

アルバムスクラムは、写真館用、先生用、卒アル委員会用(保護者用)、アルバム会社用など、卒業アルバム制作にかかわるすべての人に向けてアカウントを発行できる。そして、アカウントを持つユーザーはウェブ上で卒業アルバム業務を連携・共有することが可能だ。

そのほかにも、アカウントを持っているメンバー同士でコミュニケーションをとれる「メッセンジャー機能」もある。

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AIが360°写真から最適な平面写真を切り出す

写真に関するAI技術については、2020年4月に「写真に写る人や物をAIが認識し、対象ごとに最適な構図の写真を切り出す技術」が発表されている。

株式会社電通情報国際サービスのオープンイノベーションラボは2020年4月9日に、360°写真から最適な平面写真を切り出すAI技術「Image Molder」の開発を発表した。

Image Molderは、写真に写る人やモノをAIが認識し、対象ごとに最適な構図の写真を切り出す技術だ。オープンイノベーションラボでは、幼稚園型認定こども園まこと幼稚園で、Image Molderの実証実験を実施した。

オープンイノベーションラボのプレスリリースによれば、本実証実験に参加した保護者からは「自分の子がしっかりと写っていた。真剣な表情など、自宅では見ることができない表情がみられた」「普段保護者が見ることができない園での子供目線を見ることができた」などの声が寄せられたそうだ。

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