家に帰らない日は家をホテルとして貸し出し家賃を節約できる「unito」が総額1億円を調達
AI.
家をシェアして家賃を節約する「unito」(ユニット)提供のUnitoは12月10日、第三者割当増資と金融機関からの融資による総額1億円の資金調達を2020年12月までに実施したと発表した。引受先は、グリーベンチャーズ1号投資事業有限責任組合、IT-Farm Corporation、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ、ガイアックス、速水浩二氏、須田将啓氏、藤野英人氏、高橋理志氏、その他個人投資家。
調達した資金は、unitoの暮らしをより快適にするためのプロダクトやシステムの開発、マーケティングにあてる予定。
またあわせて、unito正式版リリースとともに、サービスページをフルリニューアル。家賃予算にあわせて「住む日数を調節した家」を表示する日本初の「リレント(Re-rent)システム」を搭載したと明らかにした。家賃で諦めずに理想の暮らしを検索できるとしている。
unitoとは、家に帰らない日は、宿泊者にホテルとして家(部屋)を貸し出すことで、家賃を節約する「リレント」を採用した、新しい「家」という。敷金・礼金ゼロ、更新料ゼロ、退去費用ゼロで、帰らない日分の家賃を下げる形で家を利用できる。2020年2月にローンチし、2020年11月度には累計宿泊数が1万7000泊を突破。また累計流通総額が1億円を突破した。
直営の「unito CHIYODA」、「unito Ebisu」の2拠点に加えて、ホテルや民泊などの宿泊施設とも提携し、都内を中心に様々なタイプのお部屋を取り揃えている。
同サービスの新ページでは、希望のエリアと予算を選択し物件を検索すると、予算に合わせて家をシェアする日数が調節された家を一覧表示する機能を用意。同社は、物件が希望の家賃になる、世界初の検索システムとしている。
この検索システムを利用することで、「このエリアは、相場が高いから、希望の家賃では住めない」と家賃であきらめることなく、「でも、週末は毎週実家に帰っているから、その分、家をシェアすれば、予算内で希望のエリアに住める!」と、家をシェアすることで理想の暮らしを手に入れられるという。
家に帰らない日に、宿泊によって家をシェアした場合には、利用後にお部屋にクリーニングが入るため、掃除の負荷を低減できる。アメニティの補充も行われるので、月々の固定費を抑えられる。
また同社は、三井住友海上と提携し、安心してunitoで暮らせるunito専用保険の自動付帯を開始。unitoの部屋の設備を破損してしまったり、相手を怪我させてしまった場合に最大3億円の補償が受けられる。
Unitoは「暮らしの最適化」を追求するProp Tech Company。メイン事業としては、「家をシェアして、家賃を節約しよう。」というメッセージを持つ、帰らない日は、ホテルとして家を貸し出すことで、家賃を節約する「リレント」を採用した新しい家「unito」の開発・運営を行っている。また、月に3・5・10日間だけ都心に家を持てる「urban」(アーバン)などの販売を通して、新しい暮らしを提案・提供している。
カテゴリー:シェアリングエコノミー
タグ:資金調達(用語)、unito、日本(国・地域)
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