網膜に直接投影するメガネ型ディスプレイの500円レンタルがスタート
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QDレーザは7月3日、同社ECサイトRETISSAショップにおいて、網膜走査型レーザーアイウェア「RETISSA Display」のレンタルサービスを開始した。
初代「RETISSA Display」のレンタル料金は、7泊8日500円。税込みおよび貸出送料込みの価格で、返送時のみユーザー側が送料を負担する必要がある。また同社は、税込み価格9万9000円で、数量限定のモニター販売キャンペーンも実施。購入申し込みは、RETISSAショップにおいて7月23日午前0時より受け付ける。
第2世代にあたる最新機種「RETISSA Display II」は、家電・カメラのレンタルサービスRentio(レンティオ)を介して体験可能。3泊4日のレンタル料金は、税込み9980円。貸し出し時返送時とも送料無料。
初代RETISSA Displayは、VISIRIUM(ビジリウム)テクノロジーにより高解像度・フルカラーの網膜投影を実現したウェアラブルディスプレイ。メガネ型フレーム内蔵の超小型プロジェクターから網膜に直接投影を行うため、視力やピント位置に影響されにくくクリアな映像を得やすいという。近視・遠視・乱視・老眼などがあっても、メガネなどの矯正手段を必要とせず、映像を視認可能。
最大解像度は1024×600ドット(WSVGA相当)で、水平視野角は約25度。駆動時間は100分間程度。入力端子としてはMiniHDMI端子を採用している(HDMI-MiniHDMIケーブル同梱)。サイズは、アイウェア部が161×44×195mm。コントロールボックス部が80×31×160mm。
最新モデルのRETISSA Display IIは、小型・軽量化とともに、映像の解像感の向上を実現。文字などの判読がしやすくなった。最大解像度は1280×720ドット相当で、水平視野角は約26度。駆動時間は約200分間。入力端子はHDMI端子。サイズは、アイウェア部が65×20×83.5mm。コントロールボックス部が74×29.3×150mm。
QDレーザは、富士通研究所と東京大学との10年以上にわたる産学連携による共同開発を基に、富士通からのスピンオフベンチャーとして2006年に設立。可視光領域から波長1300nm帯までの量子ドットレーザーをはじめ高性能の半導体レーザーの開発・製造・販売を実施している。さらに、長年培ったレーザー、光学の技術を基に網膜走査型レーザーアイウェアを開発し、視力障害向けの医療機器やヘッドマウントディスプレイの実用化を手がけている。
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