不動産業でのAI活用事例5選「マンション価格の査定」ほか
#アナタノミカタ 

不動産業でのAI活用事例5選「マンション価格の査定」ほか
AI..

画像は Unsplash より

「AIで何ができるのかわからない。どうやって勉強すればいいのか?」
「◯◯業界でのAI事例はどういったものがあるのか?」
「良いベンダーを知らないか?」

AI専門メディア「Ledge.ai」を運営するレッジは、メディアやイベント運営、AIコンサルティング事業を通して、AIの導入検討している企業の担当者から、さまざまな質問を受けてきました。企業がAIを自社のビジネスに導入する際、必ずと言っていいほど、先行する他社の事例から探し始めるケースが多いからです。

そこでレッジは、AI活用事例をまとめたプラットフォーム「e.g.(イージー)」をリリースしました。e.g.は、国内外のAI活用事例を網羅的に集め、わかりやすく解説した検索プラットフォームです。ユーザーは事例を無料で検索・閲覧・保存したり、e.g.上で事例掲載企業への問い合わせしたりできます。

本稿では、e.g.に掲載しているAI活用事例から「不動産業での活用事例」を5つ紹介します。

不動産業務において不透明なマンションの価格査定にAIを導入して業務負担を軽減

実施企業
社名非公開

目的
マンションの価値査定の自動化
概要
某不動産会社は社員が行っていた業務負担を低減するため、ネットスマイル株式会社が提供するマンション価格査定を自動で実施するAIシステムを導入した
効果
特定のマンションの相場価格の算出に成功

課題・背景
マンションの適正価格を知るためには、過去の売買事例が重要だが不動産ポータルサイトなどでは情報量が少ない。マンションの査定を依頼者の一部は、不動産会社が付けた値付けが透明性を欠くと不満を持っていた。しかしながら、過去の売買事例の調査は不動産会社の社員にも業務負担がかかっていた。したがって、マンション査定の自動化が課題だった。

営業のノウハウを集約しAIを用いて営業担当者からの質問に答えさせることで生産性を向上

実施企業
株式会社桧家ホールディングス

目的
知識やノウハウの集約と営業の業務効率の向上
概要
株式会社桧家ホールディングスは、ソフトバンク株式会社が提供するIBMのAIを活用したチャットボットを導入し、営業の業務効率を大幅に改善
効果
営業の生産性向上
導入1ヶ月で営業の約半数が導入
営業担当者の約50%が満足と回答

課題・背景
今までは、営業活動に必要な情報が社内に点在し、マニュアルも活用できておらず業務効率性に乏しかった。そのため、なんとかしてノウハウを集約することで営業担当者の業務効率を向上させ、営業力を強化したいと考えていた。

SNSの投稿内容から投稿者の属性を推定し、魅力あるまちづくりにデータを活用

実施企業
株式会社竹中工務店

目的
SNSの投稿内容から投稿者の属性を推定
概要
株式会社竹中工務店は、株式会社MatrixFlowが提供するAIアルゴリズムを用いて、SNSの投稿内容から投稿者の属性自動推定機能を自社サービスに追加
効果
取得困難なデータを推定し、新たなサービスを展開

課題・背景
IoT、ビッグデータ、AI技術が発達するなか、ICTを活用してさまざまなデータを重ね合わせ、魅力あるまちづくりに活かす取組みが模索されている。 なかでも、「人」に関するデータはまちづくりをする上でとても重要で、これまでは街中の「人流データ」で人の位置や数、滞在時間を量的に評価していた。しかし、人がなぜその場所を選んだのか?その場所がどんな印象なのか?といった人の視点での評価(質的評価)は難しい状況だった。

住まい探しにAIを活用し交通利便性や学区など複雑な要素を考慮に入れながら、検索から比較、検討まで1つのサービス上で完結

実施企業
株式会社GA Technologies

目的
住まい探しの簡易化とシームレス化
概要
GAテクノロジーズは、複雑な住まい探しにAIを活用し、検索から比較、検討までシームレスに行えるサービスを社内で開発
効果
物件提案業務の効率化
顧客の探索コスト削減

課題・背景
従来の住まい探しの方法は、最初に購入か賃貸かを選択し、地理などその他の検討要素はその後に考慮していくのが普通であった。そのため、顧客が自身のライフスタイルに適した物件を見つけるまでにかかる探索コストが大きいという課題があった。

手作業で行なっていた単純作業にAIを導入して年間約2万5700時間の工数削減に成功

実施企業
株式会社オープンハウス

目的
工数削減とビジネス速度の向上
概要
株式会社オープンハウスは、物件案内図の帯の差し替え作業を自動化するAIを自社開発し、作業工数を大幅に削減
効果
年間で2万5700時間の工数削減
社員のモチベーション向上
ビジネス速度の向上

課題・背景
不動産会社に貼り出されている物件案内図には、不動産会社名、連絡先、免許番号など必要な情報が記された“帯”と呼ばれる部分がある。不動産の仲介において、他社の取り扱い物件を紹介することは基本的には可能であり、その際、物件案内図の帯は自社の内容に差し替える必要がある。「帯替え」は帯を自社のものに差し替えるだけなので作業自体はとても単純であるが、大量に物件を紹介する場合、その分作業量が増えてしまい、非常に手間がかかるという問題があった。

無料で使えるAI事例プラットフォーム シェア機能なども搭載

e.g.は国内外のAI活用事例を網羅的に集め、わかりやすく解説した検索プラットフォームです。ユーザーは事例を無料で検索・閲覧・保存でき、事例掲載企業への問い合わせもe.g.上で可能です。事例は大きく業界別、用途別、技術別の3つの要素で絞り込み、ユーザーは求めている事例に短時間でたどり着けます。会員登録さえすれば、無料で使用可能です。

また、e.g.上に掲載している企業の一部には、事例掲載企業へ直接問い合わせることも可能です。さらに、気に入った・気になる事例を保存できる機能や、事例ページを共有できるシェア機能なども備えています。

これからAIの導入を検討している方、AIについて勉強している方などにすでにご利用いただいております。Ledge.aiでは今後もe.g.に掲載しているAI活用事例からピックアップして紹介していきます。Ledge.aiとe.g.あわせてチェックしてみてください!

引用先はこちら:不動産業でのAI活用事例5選「マンション価格の査定」ほか

#アナタノミカタ