アップル、Apple WatchやiPad Airなど発表 機械学習の性能が上がったA14 Bionicも
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画像はアップル最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏(「Apple Event」より)
アップルは現地時間9月15日、「Apple Event」をオンラインで開催した。
同イベントで発表されたのは、スマートウォッチの新製品「Apple Watch Series 6」と、廉価版「Apple Watch SE」。タブレット端末「iPad(第8世代)」、新デザインの「iPad Air(第4世代)」。それに加え、Apple MusicやApple TV+など、アップルのサブスクリプションサービスを一括で楽しめる「Apple One」の存在も明らかになった。
機械学習を前世代の最大2倍まで引き上げる「A14 Bionic」
なかでも、注目すべきは、iPad Air(第4世代)に搭載している最新の「A14 Bionic」だ。16コアのNeural Engine機能を搭載することで、毎秒11兆もの演算処理ができる。これにより、機械学習のパフォーマンスを前世代の最大2倍まで引き上げるという。
また、CPUは第2世代の機械学習アクセラレータに最適化しており、iPadでは初めて搭載する。機械学習の演算で頻繁に使われる行列乗算を加速させ、前世代のiPad Airと比べて、最大10倍高速になったとのこと。
アップルのVP Platform ArchitectureであるTim Millet氏(「Apple Event」より)
アップルのVP Platform ArchitectureであるTim Millet氏は「これは私たちがこれまで作った中ではるかに最も先進的なチップです。新しいiPad Airに搭載できることをうれしく思います」と語っている。
新iPhoneやHomePodは発表されず
一方で、Apple Eventでは、米Bloombergが現地時間9月1日に出荷準備を進めていると報じていた、5Gの新iPhoneや人工知能(AI)搭載の小型スマートスピーカー「HomePod」の発表はなかった。
HomePodは2018年2月9日にアメリカやイギリスなどで発売し、それから約1年半後の2019年8月23日に日本に上陸した。スマートスピーカーとしては、他社製品では「Amazon Echo」や「Google Home」などと並ぶ製品と言える。米Bloombergの報道によると、今回はHomePodを小型化し、iPadライクなデザインを計画しているとしていた。
CNET Japanなどの報道によると、アップルは現地時間7月30日に、今年は新iPhoneの発売が例年よりも数週間遅くなると認めていたという。新iPhoneはもちろん、HomePodの情報が知りたい人は、アップルによる今後の発表を心待ちにしてほしい。
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