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アマゾンが毎月スタイリストが選んだその人向けのファッションアイテムが届く男性向けサービスを月額約530円で提供開始
AI.

Amazon(アマゾン)は、男性用ファッションのパーソナルなショッピングサービスを導入する。これは、Stitch Fix(ステッチ・フィックス)に対抗して女性向けに始まったPersonal Shopper by Prime Wardrobe(パーソナル・ショッパー・バイ・プライム・ワードローブ)を拡張したもので、月額4.99ドル(約530円)で利用できる。これを使うと、その人のスタイルや好みに合ったファッションアイテムをアマゾンのスタイリストが選び、組み合わせてくれる。これが月に一度のペースで配達され、試着できる。気に入らなければ、同梱の密閉バッグに入れ、送料支払い済みの送り状を付けて返送できる。

ローンチ時点で、男性用パーソナル・ショッパーには、Scotch & Soda(スコッチアンドソーダ)、Original Penguin(オリジナルペンギン)、Adidas(アディダス)、Lacoste(ラコステ)、Carhartt(カーハート)、Levi’s(リーバイス)、Amazon Essentials(アマゾン・エッセンシャルズ)、Goodthreads(グッドスレッズ)など、アマゾン独自ブランドや外部のブランドも取り混ぜ、数多くのブランドが揃っている。同社によれば、パーソナル・ショッパー・バイ・プライム・ワードローブでは、トータルで1000件を超えるブランドの数十万点ものメンズスタイルが提供されるという。

サービス自体は、月々のファッションセレクションを、利用者へのスタイルに関するアンケートを通じてパーソナライズするなど、いろいろな面でStitch Fixに類似している。さらに競合する他のサブスクリプション形式のファッションサービスと同様、たとえば就職面接用のプロっぽく見える服装や、普段の好みから外れる特別な状況に合わせた服装が欲しいときなどには、スタイリストに直接、リクエストすることもできる。

しかし、リクエストしたアイテムの購入を決めたときに「スタイリスト料」として20ドル(約2100円)が可算されるStitch Fixとは違い、アマゾンのパーソナル・ショッパーは月4.99ドルの定額は変わらない。もう1つの違いは、パーソナル・ショッパーでは、発送前に利用者に内容の通知が送られる。そこから最大8点を選び受け取ることができるので、届いた箱を開けてビックリすることがない。

画像クレジット:Amazon

これまでアマゾンでは、プライム・ワードローブで購入前の試着ができるサービスを男性用ファッションでも提供していた。しかしそのサービスは、単にアマゾンプライム会員がアイテムを選び、購入を決める前に自宅で試着して、気に入らなければ返送できるというだけのものだった。今までのプライム・ワードローブの最大の欠点は、アマゾンで見つかるファッションアイテムの大部分が、自宅での試着に対応していなかったことだ。特に人気ブランドの多くがそこから外れていた。

これに対してアマゾンでは、自社ブランドばかりをプライム・ワードローブに詰め込んでいるわけではないと主張している。プライム・ワードローブの中でアマゾン独自ブランドが占める割合は1%未満とのことだ(もちろんときには、利用者が受け取ったパーソナル・ショッパーの箱の中身が、その割合を超えることもある)。

またアマゾンは、2019年のローンチ以来、数百万人の利用者がプライム・ワードローブの自宅試着オプションを選択し、「数十万人」の利用者がパーソナル・ショッパー・バイ・プライム・ワードローブでファッションプロファイルを制作しているという。

逆にいえば、現在パーソナル・ショッパー・サービスを毎月で利用している人は、わずか「数十万人」でしかいない。

つまり、有料利用者数の比較に限るならば、プライム・ワードローブは今のところはStitch Fixの敵ではないということだ。

Stitch Fixは、長い時間をかけてモデルを完成させ、見識を高めてきた。その甲斐あって、同社のアクティブ顧客数は350万人にのぼる。2020年9月の初めに最新の収支報告(CNBC記事)が公表された時点で、前年比9%増ということだ。さらに最近では、パンデミックの影響で人々がビジネスウェアからアクティブウェアにスタイルを変更したことにより、最初の受注残を消化した際には増収となった。

男性用のアクティブウェアの需要は特に高い。このトレンドは、この新サービスを立ち上げる前のアマゾンでも見られていたはずだ。

プライム・ワードローブによる自宅での試着サービスは、現在、米国、英国、ドイツ、オーストラリア、日本で提供されているが、パーソナル・ショッパー・バイ・プライム・ワードローブが利用できるのは米国のみ。しかも、モバイルデバイスでのみの対応となっている。

カテゴリー:ネットサービス

タグ:Amazon ファッション パーソナル化

画像クレジット:Amazon

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(翻訳:金井哲夫)

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