オリックスがイスラエルの投資プラットフォームOurCrowdに62億円出資
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オリックスは米国時間11月20日、イスラエルの 投資プラットフォームOurCrowd(アワークラウド)に6000万ドル(約62億円)の戦略的投資を行った、と発表した。そのお返しとして、OurCrowdはオリックスがOurCrowdのスタートアップネットワークにアクセスできるようにする。OurCrowd はまた、両社が日本とグローバルのマーケット向けに金融商品と投資機会を作ることでコラボすると話す。ここには、OurCrowdのベンチャーファンドと同社のポートフォリオにある企業へのアクセスが含まれる。
「オリックスは多様なビジネスや、さまざまな方法でOurCrowdを強化する金融サービスにおけるグローバルリーダーです」とOurCrowdのCEOであるJon Medved(ジョン・メドベジ)氏は発表で述べた。「ベンチャーキャピタルアセットクラスをさらに変革し、イノベーティブな企業に重要なアジアマーケットへの橋渡しを提供するというポテンシャルに心躍らせています」。
一方のオリックスは、米国を含む37カ国ですでに事業を展開しているが、イスラエルでの投資は今回が初となる。この件は、イスラエルでの日本の投資が急増をみせている中でのものだ。例えば2020年初め、イスラエルを代表する航空会社であるEL AL Israel Airlines(エル・アル航空)は東京への直行便を飛ばそうとしていた。パンデミックで直行便はキャンセルになったが、2国間の拡大するビジネス関係を示すものだ。
「イスラエルの最もアクティブなベンチャー投資家であり、世界で最もイノベーティブなベンチャーキャピタルプラットフォームの1つであるOurCrowdに投資することに興奮しています」とORIX UKのCEO、羽広潔氏は述べた。「当社はOurCrowdのアクティブパートナーとなり、すでに印象的なOurCrowdの成長を加速させるのをサポートするつもりです。その一方でイスラエルの優れたテックを日本の産業・金融部門にもたらします」。
これまでのところ、OurCrowdは22のファンドで220社に投資を行った。最も成功したエグジット例としてはBeyond Meat、Lemonade、JUMP Bike、Briefcam、Argusなどがある。オリックスもまた不動産、銀行、エネルギーサービスなどへの投資を行っていて、かなり充実したポートフォリオを持っている。
カテゴリー:VC / エンジェル
タグ:ORIX、OurCrowd、資金調達
画像クレジット:TechCrunch
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(翻訳:Mizoguchi)
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