ジャフコとマネーフォワードがスタートアップ支援第1弾、「マネーフォワード クラウド」導入を無償サポート
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ジャフコ グループ(ジャフコ)とマネーフォワードは、スタートアップ企業支援プログラムの第1弾として、ジャフコの投資先企業に対し、「マネーフォワード クラウド」の導入サポートを無償で実施すると発表した。同プログラムにより、シード・アーリー期のスタートアップのバックオフィス支援体制サポートを進めていく。
なお、マネーフォワードで展開する「STARTUP BOOSTER」との併用は不可。会計・給与・経費等の導入支援実施サービスに応じて、無償提供の内容は異なる。
スタートアップ企業支援プログラム実施内容
- 「マネーフォワード クラウド」導入サポートの無償実施
- 「マネーフォワード クラウド」導入時のデータ移行サポート
- スタートアップ企業の管理体制レベルに応じたツール機能の提案
- CFO・管理部長の採用支援(投資先の管理体制レベルによって提供サービスが異なる。また、ジャフコ独自のサービスとなる)
スタートアップ企業の中でも特にシード・アーリー期の企業は人的リソースが限られるため、事業づくりとバックオフィス業務の両立が難しく、バックオフィス業務の整備まで行き届かないという現状がある。
一方でシード・アーリー期は、業績の振れ幅が大きくリアルタイムの業績数字把握が困難となっている。本格的なIPO準備を始めるにあたって業績の管理を適時把握することは非常に重要であり、早いうちから最低限の体制を作っておくことが必要となる。
同プログラムの実施によりジャフコの投資先企業は早い段階から管理体制を構築でき、IPO準備へスムーズに移行できるようになるとしている。
昨今、新型コロナウィルスの影響によるテレワークの推奨や、電子帳簿保存法改訂によりペーパーレスやハンコレスへの対応など、スタートアップ企業においてもバックオフィスの業務効率化が求められている。
ジャフコとマネーフォワードは2020年7月、業務提携契約を締結。両社で投資先企業を支援する中、経営層が経理業務に時間が取られながらも、システム導入コストや導入時のデータ移行の手間など、サービス導入へのハードルの高さがネックとなり、スタートアップ企業がバックオフィスの業務効率化に踏み出せない実情が明らかになってきたという。
このハードルを払拭し、スタートアップが必要とするサービスを投資先に提供すべく、今回のスタートアップ企業支援プログラムの実施を決定したとしている。
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カテゴリー:VC / エンジェル
タグ:VC / ベンチャーキャピタル(用語)、ジャフコ、マネーフォワード
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