テスラが既存自動車メーカーの友好的買収を検討中とイーロン・マスク氏
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Elon Musk(イーロン・マスク)氏は、Tesla(テスラ)の5540億ドル(約57兆8400億円)という巨大な時価総額を利用して、既存自動車メーカーの買収を検討している。ただしそれは、友好的に行える場合に限る。米国時間12月1日に行われたAxel SpringerのCEOであるMathias Döpfner(マティアス・デップフナー)氏からの広範囲にわたるインタビューの中で語った。
12月1日にこの大手メディアから賞をもらったマスク氏は、さまざまな関心とビジネスについて語ったが、彼が率いる企業であるSpaceXとTeslaも話題に上った。
デップフナー氏は、Teslaの時価総額がBMWやダイムラー、ワーゲンといった既存の大手自動車メーカーを大きく超えていることに言及。既存勢力はかつて、マスク氏に電気自動車をメインストリームにする能力はない、と彼を無視した。そんなレガシーな自動車メーカーの買収は選択肢にあるか問われたマスク氏は、それは可能だが条件があると答えた。
「敵対的な企業買収は絶対に行わない。友好的で『Teslaと合併するのも悪くないね』という感じの話なら、乗ってもいい。敵対的企業買収のような状況にはしたくはない」とマスク氏 氏はいう。
Teslaは現在、羨望の的になっているが、マスク氏は再度、同社の株価高すぎると語った。Teslaは12月21日にS&P 500 Indexに加わる予定で、年間生産台数ではるかに多い競合他社をしのぎ、世界で最も価値のある自動車メーカーとなっている。
投資家がTesla株に投資するのは、同社を自動車メーカーというよりもテクノロジー企業と見ているからだ。ただし現時点では、同社の売上の大半が自動車の販売によるものだが。
マスク氏は、初期のころTeslaはほとんどの自動車メーカーに無視されていたと指摘する。
「2007年にRoadsterを発売したとき、『おやおや、あなたたちは馬鹿者の集まりだ』というだけだった」とマスク氏はいう。そして競合他社は、以前よりもはるかに友好的になったと付け加えた。
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カテゴリー:モビリティ
タグ:Tesla、イーロン・マスク
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)
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