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Beyond Next Venturesの2号ファンドは総額165億円で最終クローズ
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Beyond Next Venturesの2号ファンドが総額165億円で最終クローズを完

Beyond Next Venturesは12月8日、産業革新投資機構(JIC)などからの出資を受け、同社が無限責任組合員として運営する「Beyond Next Ventures 2号投資事業有限責任組合」(BNV2号ファンド)を総額165億円の規模でファイナルクローズしたと発表した。

BNV2号ファンドは、同社のふたつ目の基幹ファンド。主に、大学・研究機関の有する優れた技術シーズを基にしたシードステージのスタートアップや、企業が有する有望技術のカーブアウトスタートアップなどへの投資を実施。2020年12月現在ですでに26社の投資先企業の成長を支援している。

2018年10月のファンド設立後、独立行政法人中小企業基盤整備機構からの出資などを経て、今般、JICなどからの出資を受けて、総出資約束金額165億円の規模でその組成を完了することとなった。

同社は、「起業家と共に、大学等の高度な技術シーズを実用化し、新産業創出とチャレンジする人材を多数輩出することにより社会に貢献する」ことをミッションとして掲示。BNV2号ファンドのファイナルクローズを踏まえ、今後も日本を中心とした研究機関における高度な技術シーズを起業家とともにひとつでも多く実用化し、グローバルなマーケットを狙っていける技術系スタートアップを支援することで、新産業の創出をさらに加速していく。

産業革新投資機構(JIC)は、2018年9月、産業競争力強化法改正法の施行に伴い、従来の株式会社産業革新機構から株式会社産業革新投資機構に商号を変更し発足した投資会社。IoT、ビッグデータ、AIなど、新たな情報技術の社会実装が世界で加速する中、投資に適したガバナンス構造と迅速で柔軟な投資判断により、長期・大規模な成長投資を中心としたリスクマネー供給への要求に応える新たな組織として誕生した。

Beyond Next Venturesは、大学などの研究機関で革新的な技術の開発に取り組む研究者やテック系のスタートアップ企業経営者・起業家と共に新たな産業・イノベーションの創出に取り組む。

  • スタートアップ投資:事業化~成長支援までにわたる投資経験と運用実績を有する。2020年12月時点で47社への投資実績があり、2015年2月に設立した1号ファンドおよび2018年10月に設立した2号ファンドを合わせて計220億円のファンドを運用
  • 事業化支援プログラムの企画・運営:「BRAVE」において、革新的な技術の事業化を目指す研究者や起業家に対して、経営人材候補とのマッチング、事業化実現のための知識・ネットワーク・成長資金を提供。東京都からの委託を受け、創薬・医療系スタートアップの起業や成長を支援するプログラム「Blockbuster TOKYO」も運営
  • シェアラボの運営:ライフサイエンス領域のスタートアップがより低コストで実験などを行えるシェア型ウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」を東京都中央区に開設
  • 経営チーム組成、共同創業支援:「Innovation Leaders Program」「Co-founders」など、経営人材を求めるスタートアップや研究者と、経営参画・起業したいビジネス人材を、Beyond Next Venturesが保有する人材ネットワークを活用してつなぐことで、強固な経営チーム組成・共同創業を支援

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カテゴリー:VC / エンジェル
タグ:Beyond Next VenturesVC / ベンチャーキャピタル(用語)日本(国・地域)

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