KDDI、AIやロボティクス活用の新拠点を開設「10年後には想像がつかない世界になり、その裏には必ずAIがいる」
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KDDI株式会社と株式会社KDDI総合研究所は2020年12月17日、人工知能(AI)やロボティクス、IoTなどテクノロジーの応用研究を推進し、2030年を見据えた新たなライフスタイルを提案するとうたう調査・応用研究拠点「KDDI research atelier(リサーチ アトリエ)」を東京 虎ノ門に開設した。
両社は2020年8月31日に、経済発展と社会的課題の解決を両立する持続可能な生活者中心の社会「Society 5.0」の実現を5Gで加速するとうたう、2030年を見据えた次世代社会構想「KDDI Accelerate 5.0」を策定している。
新拠点では「KDDI Accelerate 5.0」の構想をもとに、「KDDI DIGITAL GATE」や「KDDI ∞ Labo」などのKDDIグループのアセットを活用しながら、国内外の企業や研究機関とパートナーシップを組み、生活者や社会の中長期的課題の解消と、生活者1人1人に最適化されたライフスタイルの実現を目指すという。
具体的には、「日常の食品や日用品などの購入にかかる生活者の負担を解消するため、購買プロセスを省力化し、余白時間を創出するライフスタイル」「住む場所や働く場所にしばられず、自由に暮らしていきたいという生活者の負担を解消するため、見知らぬ土地など、移動先でも1人1人に最適化されたライフスタイル」などの実現を目指すとのこと。
株式会社KDDI総合研究所 データインテリジェンス部門 エキスパートの幡容子氏は公式動画のなかで、「この10年間の進歩を考えると、これからの10年間はまったく想像のつかないことが現実になるというふうに思っています。『これができたから、こういうふうになるはずだよね』という根拠があるわけではないですが、10年後には今では想像がつかない世界になり、その裏には必ずAIがいるのではないかと思っています」と述べている。
KDDIとKDDI総合研究所は2021年度以降、提案するライフスタイルや応用研究の成果について、実際のフィールドで生活者と共有・議論するためのコミュニティを立ち上げ、取り組みを広く発信するという。個人的には、両社の思い描く未来像は現代社会における多様化を前提としており、とても夢のある取り組みだと感じる。今後の発表に大いに期待したい。
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東芝、AIなどの研究開発拠点建設に340億円を投じる
近年、さまざまな企業がAIを活用した新拠点の開設に乗り出している。
少し前だが、株式会社東芝は2020年8月5日、神奈川県の川崎市にある同社グループの小向事業所内に、約340億円を投じて、AIなどの先端研究開発を手がけるランドマーク「研究開発新棟(仮称)」を建設すると発表。2022年1月に着工し、2023年4月の稼働を目指すという。
日本経済新聞の報道によると、新棟にはAIだけではなく、次世代の暗号技術「量子暗号通信」などのセキュリティ技術も、基礎研究および運用できる人員を配置するとのこと。
そのほか、詳細は以下の記事をチェックしてほしい。
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