アマゾンが従業員向け医療施設を倉庫近くで試験的に運営
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Amazon(アマゾン)は米国時間7月14日朝に、Crossover Healthと提携しアマゾンのフルフィルメントセンターの近くに従業員用の健康管理施設を建設すると発表した(Amazonリリース)。計画はまだ試験段階だが、同社は企業クライアントのためのクリニックを構築するCrossover Healthのサービスを採用する。このスタートアップはApple(アップル)やFacebook(フェイスブック)向けにも同様の施設を建設しており、数年前にはアップルによる買収の潜在的なターゲットであると噂されていた(CNBC記事)。
アマゾン初となるNeighborhood Health Centerはテキサス州のダラス・フォートワースに開設され、最大2万人の従業員にサービスを提供する可能性があり、その半数はアマゾンの業務に従事している。同社によると、最初の段階では5つの都市に20カ所のNeighborhood Health Centerを開設する予定であり、これにより合計で11万5000人の従業員をカバーする計画だ。その他の都市はフェニックス、ルイビル、デトロイト、カリフォルニア州のサンバーナーディーノ・モレノバレーとなる。順調にいけば、さらに多くの都市が追加される予定だ。
「米国では、プライマリケアの医師に容易にアクセスできない患者の数が増加しており、代わりとなる緊急または緊急ケアのオプションの利用は患者にとって高価なだけでなく、重要な予防ケアの機会を失うことになる」と、同社の人事担当VPのDarcie Henry(ダーシー・ヘンリー)氏はリリースで述べており、米国におけるヘルスケアの大きな体系的問題に対処する。
新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが4カ月以上止まる兆候が見られないため、米国内のリソースはさらに逼迫している。そんな中、必要不可欠な労働者に指定されているアマゾンの倉庫従業員は特に危険にさらされている。同社は新型コロナウイルスへの対応の議論のために非常に苦労しており、またその対応について労働者や政治家、メディアから非難を浴びている。
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