今すぐ逃げたい!心をむしばむ悪質な上司5選
#アナタノミカタ 

働いていると、「仕事から逃げたい!」「会社に行きたくない!」って思うことありますよね。その原因には職場の人間関係が一番にあげられます。人間関係といっても、いろんな関わりがありますが、なかでも上司との人間関係は大きなウエイトを占めますね。尊敬できる素晴らしい上司に巡り合えた場合は良いのですが、悪質な上司に出会ってしまうと、つらい毎日を過ごさないといけなくなってしまいます。上司に理不尽なことで怒られたり、ダメ出しされたり、頑張って成果を出しているのに評価してもらえなかったり、こんなことが繰り返されていると、仕事が嫌になって逃げ出したくなってしまいます。そこで、いますぐ逃げたくなるような、心をむしばむ悪質な上司について、考えてみましょう。

 

 

 

1.指示が雑であいまいな上司

説明するのが面倒くさいのか、あいまいにしか指示を出さない上司がいます。そのくせ出来上がった仕事を見て、あとから「こうじゃないんだよなあ」などとダメだしされて、1からやり直しをさせられたことがありませんか?これって辛いですよね。1度くらいならまだしも、何度も同じようなことを繰り返されると結構消耗します。その上「言われなくても分かるだろう」とか「こんなこともできないのか」と見下した言い方で責められたりしたら、たまったものではありません。このタイプの上司は、自分が雑にしか指示していないのを棚にあげて、全部部下のせいにしてくるので非常に悪質です。そして、自分には非がないと思っていて、悪いのは全部部下であるというスタンスで仕事をするので、いちいち真に受けて気にしてしまうと、大変なことになります。12回のうちはまだ良いのですが、回数を重ねるうちに知らず知らずのうちに自分を下げてしまって苦しくなってしまいます。こんな上司に関わった時は、反面教師として捉え、言われたことはあまり気にしないようにしましょう。

 

 

2.自慢話が多く、無駄な話が長い上司

過去の成功話や、自分の苦労話を長々としてくる。こんな上司がいませんか。憧れの上司、尊敬する上司なら成功話や苦労話も興味深く聞けますが、そうではない上司だったら、その話を聞いている時間がはっきり言って無駄だし、苦痛でしかないですよね。中には労働時間内のみならず、仕事が終わってからでもひたすら自分の武勇伝や理想、理念を押し付けてくる上司もいます。このタイプの上司は自分が嫌われているかもしれない、という事に気付いていないので、ターゲットを見つけたら少しでも長く話したいという欲求を発散してきます。

「俺が新人の頃は、もっと大変だった」とか「俺は、こんな困難を乗り越えてきた」「こんな大変な仕事をして、こんな苦労したんだ」など、苦労の多かった上司には、自慢話や武勇伝が山ほどあり、きっかけさえあれば長い長い話が始まります。その話が役に立つ内容なら良いのですが、興味も沸かず役にも立たない話であることも少なくありません。そして、何より困るのがその話を聞いている時の対応をどうするかですよね。リアクション良くまじめに聞いていると、話し手の気分が良くなるのでなかなか話が終わらないし、リアクション少な目で「そうですか」など、あっさりした返事を返せば相手を不快にさせて仕事がやりにくくなります。ここは、仕事と割り切って「すごいですね」「さすがですね」「そんな苦労をされたのですね」などの言葉を勢いよくかけ、上司の話が役に立った、価値を認められたと感じてもらえて話をすんなり終了できるように対応するのが良いでしょう。

 

 

 

3.細かく管理したがる

「今日は1日何をしたのか」「どんな成果があったのか」と逐一細かく報告させる上司がいます。報告を聞いて、少しでも無駄やミスがあると、くどくどと指摘してくる。まるで重箱の隅をつつくようなタイプ。こんな風に細かく行動を管理したがる上司がいませんか?このタイプの上司の下で働くと、辛いですよね。少しのミスも許されないことになるので、ミスを恐れるあまり、仕事へのやる気がなくなってしまうこともしばしばあります。このタイプの上司は、部下を信じていないので、部下の行動を細かく管理し、裁量権を一切与えません。タスクの進捗状況なども細かく確かめたりするなど、すべてを自分の管理下に置かないと気が済まないのです。もっとも、上司には部下の管理監督責任がありますので、責任感が強いと考えられなくもないですが、おおむねこのタイプは自分に自信がない場合が多く、「部下がミスをしないか」「部下のミスが原因で、自分に対する評価も下がってしまうのではないか」と不安を抱えているのです。その上、部下への口調や態度が大柄で高圧的で、部下の恐怖をあおったりする場合は、自分のほうが立場が上であると強調したいなどといった思いもあるので、付き合い方が難しいですよね。このタイプの上司は、報告を求められる前に自分から報告する、きちんとした仕事を見せるなど上司の不安を取り除くような行動をこちらからアプローチすると、態度が和らぐことがあります。このタイプの上司に出会ってしまったら、自分に自信のない人なんだな、と割り切って気にしないようにしましょう。それでもストレスは溜まりますから、ストレス発散の方法を見つけておくと良いかもしれませんね。

 

 

4.気分や相手によって態度が変わる

気分や相手によって態度がころころ変わる、こんな上司はいませんか?自分はいつも通りに声をかけたのに、たまたま機嫌が悪い時に話しかけたというだけでキレられたりしたら、たまったものではありませんよね。上司の機嫌はコントロールできませんから、必要以上に気を使わなければならず、大変な想いをすることになります。

また、このタイプの上司には、部下には厳しいのに自分の上司には媚を売るような態度をとる人も中にはいて、人間的に信用できないタイプもいます。このタイプは、部下に対しては学歴や仕事の能力について見下したり、バカにするので「こんなこともできないのか」「この仕事向いてないんじゃない」などの辛らつな言葉を浴びせることもあります。一方で、自分の上司にはそれとは正反対の丁寧な態度で接したりするので、上の人からの評判は良いことも多く、部下である立場の人は、苦しみを理解してもらうこともできず、辛い思いを抱えてしまいます。

このタイプは、こちらからはあまり関わらず、仕事面ではきちんとした仕事をするように心がけましょう。自分のした仕事は裏切らないので、毅然としていつもきちんとした仕事をしていれば、上司もそのうち静かになるでしょう。振り回されると、ダメージが大きいので、上司のことは、また機嫌が悪いなあ…

と状況認識だけをして、気にしないようにしましょう。

 

 

5.理不尽なことを言ってくる

自分ができないことを指示してきたり、矛盾したことを言ってくる上司がいます。仕事と関係のないことや、自分には非のないことで怒られたり。指示通りにやっているのに途中で違うことを言われたりするなど理不尽な仕打ちを受けることもあります。口だけで行動が伴わないタイプが多く、そもそも問題の本質が理解できていないので自分が理不尽なことを言っていることに気付いていないことさえあります。このタイプは、感情の起伏が激しいことも多く、部下がちょっとしたミスをした場合に、烈火のごとく怒り、怒りに任せて怒鳴りつけたり、言う事がコロコロかわったりして、無理難題を押し付けられたりもします。発言に一貫性がないため、振り回されて大変な思いをすることも多いでしょう。このタイプは、どんなことでも人のせいにするので、巻き込まれないように注意しないといけません。なるべく距離を取り、冷静に対処していきましょう。

 

まとめ

心をむしばむ悪質な上司に出会ってしまった時は、我慢したり相手に合わせたりする必要はありません。そんなことをしたら、自分が犠牲になってしまいます。だからと言って、真っ向から戦う必要はありませんが、我慢してその環境に身を置きつづけると、自分自身の心が病んでいってしまいます。逃げてしまえればそれが一番良いのですが、そうもいかない場合がほとんどですよね。その場合、相手の言動を気にしないことが一番です。「問題のある相手だな」と認識して、振り回されないようにしましょう。心理的な距離をとることが大切です。そのうえで、仕事は仕事として冷静に、きちんとした仕事をしていくのです。あなたの仕事を見ている人は問題の上司だけではないので、みんなに認められる仕事を積み上げていくことが、結果的にはあなた自身を守ることになります。そして、悪質な上司の振る舞いが、あまりにもひどい場合は、上司のさらに上司に相談して、配置換えをしてもらったり、最終手段として転職も視野に入れてもいいかもしれません。

#アナタノミカタ