マスク未着用の人を検出する無料サービス ユーザーローカルが提供開始
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株式会社ユーザーローカルは8月11日から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の感染拡大を受け、マスク着用を自動判定する「マスク着用判定AI」を無償で提供開始した。
店舗の入口やオフィスのエントランスなどにPC・Webカメラを設置することで、来訪者がマスクを着用しているかどうかを深層学習(ディープラーニング)技術で判定し、マスクを着用してない人がいた場合には音声でメッセージを発してくれる。
なお、本サービスは、PCのWebブラウザーでURLにアクセスするだけで動作する。プライバシーに配慮しており、外部ネットワークとの通信をせずに、PC端末内でマスク着用を判定できる。WebカメラにつながったPCが必要で、対応WebブラウザーはGoogle Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge。
現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためにマスク着用を義務付ける店舗やオフィス、図書館など公共施設も少なくない。しかし、マスク着用の有無を厳格にチェックするためには、店頭やエントランスに監視スタッフを配置する必要がある。ユーザーローカルはこのような状況を踏まえ、マスク着用判定AIを開発したとしている。
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ソフトバンク、順天堂大学にAI温度検知サービスを導入 わずか0.5秒で測定
ユーザーローカルだけではなく、さまざまな企業が新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、対策サービスに乗り出している。
たとえば、ソフトバンク株式会社と、子会社の日本コンピュータビジョン株式会社(JCV)は8月12日、順天堂大学にAI温度検知サービス「SenseThunder(センス・サンダー)」を納入したと発表している。
人工知能(AI)を活用した顔認識技術と赤外線カメラを使い、マスクを着用したままでも対象者の温度を所要時間0.5秒で測定し、発熱の疑いがある人を検知できる。ソフトバンクは販売と導入支援、JCVは開発と提供を手がける。
今回は「SenseThunder」のラインアップのうち、コンパクトモデル「SenseThunder-Mini(センス・サンダー・ミニ)」を順天堂大学に納入した。
「SenseThunder-Mini」は所要時間0.5秒で、±0.4度の精度で温度検知ができる。最適化したアルゴリズムにより、マスクや眼鏡を着用したままでもスピーディーな測定を実現する。現在、新型コロナウイルス感染症の感染症の拡大防止策として、国内の官公庁や病院、企業での利用が広がっているという。
順天堂大学は、学生が授業や研究活動、課外活動で安全にキャンパスを利用できるように、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を講じている。「SenseThunder-Mini」は、防止策の一環として、本郷・お茶の水キャンパス(センチュリータワー、A棟、第2教育棟、第3教育棟、御茶の水センタービル、診療放射線学科実習棟)に計8台導入した。
なお、ソフトバンクと日本コンピュータビジョンは、今回の設置において、個人情報や画像データは一切取得しないとしている。
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