幸せな恋愛をしたい。
誰もがそう思っていながら、現実はなかなか上手くいかない。
付き合い始めたころは、お互い良く見せようと気を使っているけど、だんだん本音が見えてきて、やっぱり相性が悪いのかなぁとか、価値観が合わない…
そんなことになってしまうことがあります。
どうせ付き合うなら、我慢したり、させたりの関係じゃなくて、末永く健全な関係を築いていきたいですよね。
そして、もしも付き合う前に相手の価値観や、自分との相性がある程度わかっていたとしたら…?
そんなことできたら、恋愛が上手くいくような気がしませんか?
そこで付き合う前の彼に聞いておきたい質問をいくつか考えてみましょう。
1.大切にしていること、重要なことは何?
誰にでも人生において大切にしていることや重要なことがあります。
それは仕事だったりお金だったり、旅行などの楽しみだったり、家族のことなど、譲れない価値観があるものです。
大切なものが合わなかったり、重要な価値観が共有できないカップルは長続きしませんね。
ここが合わないと、頑張って無理をすることになりますから、どちらかが、あるいは両方が苦しくなってしまいます。
たとえば、「お金はなるべく使わず貯蓄したい」という価値観を持っている人は「お金は使うために稼ぐもの、お金を使うのは社会貢献」みたいな価値観を持っている人とはギャップがあるわけですから、初めはうまくいくような気がしていても、いずれ衝突することは目に見えています。
仕事と家庭のバランスについても、「結婚したら共働きで資産形成をしていこう」という価値観を持っていると「結婚したら仕事を辞めて、専業主婦になって、家族のために時間を使いたい」という価値観の人と付き合っても、いずれはダメになってしまいます。
すべての価値観が一致しているという事はないにせよ、相手の大切にしている、重要な価値観のベスト5くらいを聞いてみて、自分の価値観と照らし合わせてみましょう。
そして、価値観が相違している時、どこまで妥協できるか考えてみると良いかもしれませんね。
付き合う前だからこそ、どんなものを大切にしていて、重要に思っているか聞いてみましょう。
2.恐れていることや、嫌なこと、許せない事
誰にでも、こんな風にはなりたくない、といったことや、嫌なこと、許せないことがあります。
大切にしていることと同じくらい、もしかしたらそれ以上に、これを知っておくことは重要になります。
たとえば、集団でワイワイ騒ぐのが嫌いっていう価値観を持っている人からしたら、みんなでワイワイするのが好きな人と、長く一緒にいるのは難しいです。
人混みが嫌いって人だったとしたら、行列に並んででも楽しみたい人とは不向きです。
物を出しっぱなしにして散らかすのが嫌とか、飛行機に乗るのが嫌いとか。
細かいことをいい始めると、キリがないくらいたくさんありますよね。
それこそ10人いれば10通りの価値観があるものです。
この一見些細なことのように思えるこだわりが、案外大事だったりします。
些細な「いや」を一つ取ってみても、それが平気な人もいるけど、別の人にとってはどうしても許せない我慢できないってことがあります。
この「いや」な価値観が似ている人は良いのですが、反対の価値観を持っていたとしたら、もし付き合い始めたとしても、どちらかが我慢しながら付き合うことになります。
初めは上手くいくかもしれませんが、長く良い関係を作っていくのは難しいでしょう。
恐れていることや、嫌なこと許せないことは、案外我慢が出来ないのでこの価値観が一致しているかどうかを確かめておくことは大事なポイントです。
3.家族のこと
付き合い始めてしばらくたって上手く行ったら、いずれは結婚…ってことも視野に入ってくると思います。
そんなの先のことって思うかもしれませんが、考えておいた方が良いポイントです。
いつか、家族になった時、どんな家庭を作っていくかの考え方が一致していることは、とても重要です。
そのヒントとして、どんな家庭で育ったか、そしてどんな家族を作っていきたいかは、早い段階で聞いておいた方が良いかもしれません。
子供を持つかどうかという事も含め、子供ができた時、どんなふうに育てていくのかといった、価値観の違いは大きな問題になります。
彼はそこまで考えていなくても、そこに親や兄弟と言ったお互いの家族も関わってくることになるので、どんな家族がいて、子供の頃どんな家庭で育ったか聞いておくと、今後の参考になるでしょう。
あまりに育った環境がかけ離れている場合、価値観をすり合わせることも必要になってきます。
もちろん、すべてが全く同じというわけにはいかないので、ある程度はお互い譲歩しあうことも必要ですが、それが本当に譲歩できることなのかどうかを見極めることも、お互いのために必要かもしれませんね。
自分が育ってきた環境については、お互い当たり前だと思っているので、相手も当たり前だろうと思っていると、それが違っていて、こんなはずじゃなかった、なんてこともでてきます。
冷静に考えられるうちに、お互いの考え方を聞いておくと良いでしょう。
4.宗教や嗜好品について
日本人は無宗教の人が多いです。
それでも、中には熱心な宗教の信者の人もいますので、確認をしておきましょう。
そんなこと大したことない、と思うかもしれませんが、宗教を信仰しているかどうかは聞いておいた方が良いです。
宗教によっては、熱心な信者だった場合、後々困ったことになるかもしれません。
また、たばこやお酒、好きな食べ物や嫌いな食べ物、ブランドなど嗜好品についても事前に知っておくと、参考になります。
付き合いだしたら、どんな生活になるのかイメージできるので、聞いておきましょう。
もし、彼の嗜好品が自分と合わず我慢できない場合は、付き合うかどうか一度立ち止まって考えてみると良いかもしれません。
どんなに良い人に見えても、自分の価値観を曲げてまで、一緒にいる選択をするのは苦しいですし、長く一緒にいたいなら、お互いの嗜好が合う人のほうが居心地が良いと思います。
5. 10年後の未来どうなっていたいか
確実な将来計画ではないにせよ、なんとなく未来どうなっていたらいいかは考えていますよね?それは相手にとっても同じです。
もちろん、出会った人の生活スタイルに合わせて、変更することもあるかもしれませんが、将来像があまりかけ離れている場合、長く付き合うのは難しいかもしれません。
例えば、海外をあちこち飛び回って、活躍したいという将来像を持っている人だったとしたら、いつかは田舎で自給自足に近い、自然に親しむ生活を望んでいる人と、一緒に生きることは難しいです。
はじめは好感が持てても、自分自身が実際その生活になるとしたら、と考えてみましょう。
彼の描いている10年後の将来像をイメージした時に、自分がそこにいて心地よいかどうか、その未来が自分の描いているイメージと、どのくらい一致しているのかを、シュミレーションしてみましょう。
長く付き合ってから、やっぱり一緒には暮らせないってなったとしたら、取り返すことのできない大切な時間を、お互いに失ってしまうことになります。
まとめ
どんな人と付き合うかの前に、自分がどんな恋愛をしたいか、その状態を強くイメージしてみましょう。
朝起きてから眠るまで、どんな1日を過ごしたいのか。
どんなことを大事にしていて、どんなことが嫌なのか。
「ちょっと贅沢かなー」っていうくらい欲張って、未来に望む心地よい状態をイメージしてみるのです。
そして、自分の将来像が描けたなら、その将来像をいろんな人に伝えてみると良いかもしれません。
そうして、伝えた自分の望みに共感する人物が現れたら、素敵ですよね?
友達や、知り合いの知り合いから、あなたの夢を叶えてくれる人物を紹介されるかもしれません。
そうして、出会った彼ならば、上手くいく可能性がかなり高いです。
そしてそんな人に出会えたなら、彼の抱いている将来像や、価値観を聞いてみて、自分の価値観と一致しているかどうかを考えてみる。
このプロセスが必要です。
恋愛もコミュニケーションのひとつですから、ある程度相手に合わせることも必要です。
そのうえで、ゆずれないポイントは、我慢しないほうが良いです。
無理をしないで、お互いの価値観を認め合える人に出会えたら、きっと幸せになれるでしょう。