何か悪いことをしているわけではないのに、何故か職場で浮いてしまう。いじめられてるまではいかないけど、何となく周りになじめない。頑張って仕事をしているのに何となく評価されない、周りに認めてもらえてないみたい…。こんな悩みを抱えている人は案外多いのかもしれません。そこで今回は、職場といった集団の中で何故か周りから浮いてしまう人の特徴を考えてみましょう。
<1>空気が読めない
話しかけた時の反応がぎこちなく、いまいちだなあという人がいます。頼みたいことがあって話しかけたときに「今忙しいから、あとにしてくれる?」と言われてそのままになってしまったり、職場の懇親会に誘われてもあまり参加しなかったりする人は、感じが悪いな、付き合いが悪いな、と思われてしまいます。1度や2度なら良いかもしれませんが、こんなことが何度も続くと、「避けられているんじゃないか?」「嫌われているんじゃないか?」と
相手に思わせてしまい、空気の読めない、ノリの悪い人と思われてしまいます。これが繰り返されるうちに職場で浮いてしまうことになりかねません。忙しくてすぐに対応できない場合は、いつぐらいなら話を聞けるなど、相手を大切に扱っていると伝わる言葉を添えてみましょう。また、懇親会の参加も、毎回は難しくても、節目の時には参加したほうか良いかもしれませんね。
<2>感情を露骨に出してしまう
せっかくアドバイスをしてもらったのに、自分のやり方を貫いて受け入れなかったり、「手伝ってほしい」と依頼されたのに、「できません」と断ったりする人っています。もちろん仕事には優先順位があるので、難しいときもありますが、自分の感情を露骨に出してしまうと相手は大切に扱われていないと感じてしまいます。また、完璧主義が高じて、人の仕事の細かいところを指摘する人がいます。仕事を丁寧にすることは大切なのですが、いらいらとした感情をぶつけたり、相手の仕事のあら捜しをして、細かいことばかり指摘する行為は、嫌われる原因になります。はっきりしている事は、良いところでもあるのですが、相手の感情を逆なでしてしまうとマイナスになってしまいます。あまり感情を露骨に出す人は、一緒にいても居心地が悪く感じて、距離を置きたくなりますよね。
<3>仕事のミスが多い
誰にでもミスはあります。仕事でミスがあるのはしかたのないことですが、ケアレスミスが多かったり、同じようなミスを繰り返すような場合、関わる人は困惑します。また、仕事がマイペース過ぎて、期限ギリギリになってしまったりすると、ミスを取り返すことができなくなったりして、迷惑をかけてしまうことにも繋がります。特に共同作業をする人がいる場合や、上司や同僚に頼まれたタスクを約束の期限までに間に合わせられないことが起きると一緒に仕事をする人は困ってしまいます。こんなことが繰り返されると、一緒に仕事するのを敬遠され職場で浮いてしまいます。
<4>マイナス思考
人の悪口を言ったり、ネガティブな発言が多い人がいます。悪口を言う人は、自分の価値観やルールに当てはまらないと毛嫌いする排他的なところがあるのかもしれません。仕事は、
一人でできるものではなく、どんな人とも協力することが必要となるので心を開いてみましょう。マイナス思考で、いつも否定から入るような人は、一緒にいる人まで嫌な気持ちになり、居心地が悪く感じます。笑顔もなく憂鬱な雰囲気でいると、1回2回は励ましてもらえても、それが状態的になると敬遠され、人が離れていきます。体調が悪かったりすると笑顔も出ないし、思考も暗くなるので、体調を整えて、意識的に表情をやわらかするように心がけると良いでしょう。
<5>周囲に嫉妬される
仕事が良くできて、そつなく対応できる人は上司に評価されていたり、評価が、給与に反映していたりしますよね?こんな人は、同僚から嫉妬されて疎まれていることがあります。仕事ができることは良いことなのですが、自分だけ突出しているような場合や、上司に特別可愛がられているなと周りが感じている場合、嫉妬されて職場で浮いてしまうこともあるものです。何となく、浮いているなと感じるとき、上司や先輩に対する態度と、同僚や部下に対する態度が違っていないか、周囲に気遣いができているかどうかなど、自分のふるまいを見直してみましょう。
まとめ
職場で何となく浮いてしまう人は、相手への思いやりがすこし欠如している場合がほとんどです。自分を優先する考え方や、行動をとっている人は相手を居心地悪くさせてしまうため、敬遠されやすいです。何となく職場で浮いていると感じたら、自分が他者に対して気遣いをちゃんと出来ていたか考えてみましょう。自分一人で完成する仕事というものは本来はなく、多くの人の努力が積み重なって成果が出ています。周囲に気遣いと感謝の気持ちをもって接するようにすれば、おのずと職場の中になじんでいきます。それでも、居心地が悪いと感じる場合は、その組織にこだわらず、自分の価値観を受け入れてくれる新しい職場を探してみるのもいいかもしれませんね。