ストレスがたまる習慣5選
#アナタノミカタ 

ストレスと聞くと、嫌なこと、辛いことを連想しがちですが、実はそれだけではなく、嬉しいことや、楽しいこともストレスの原因になっています。ストレスとは、外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態のことを指し、起こった出来事そのものではなく、それに対する心の状態のことを表します。同じ出来事が起きたとしても、ストレスをためる人とそうでない人がいるのは、その人が習慣的に持っている考え方や感じ方の違いであるともいえるのです。ここでは、ストレスを溜めてしまう習慣についてみていきます。

 

 

<1>せっかち

なんでも、はやく進めたくて、せっかちになることありませんか?たまになら良いかもしれませんが、状態的にせっかちだな、という印象の人は、要注意です。出来事の進行速度にイライラし、他人の怠惰な行動や些細なミスに耐えられないときは深呼吸をしてみましょう。時間に対して切迫感があると、なんでも早く進まないとイライラしてしまいストレスをためてしまいます。このタイプの人は自分の思うとおりに物事が進まないと我慢が出来ません。それなのに、たくさんの予定を入れて、ハードスケジュールをこなしていきます。自分ひとりの時は何とか出来ても、のんびりしている人が関わってくると進行速度が遅れていくのでイライラします。こんな習慣がある人はストレスが溜まりやすいです。

 

 

<2>我慢する

自分に厳しく他人に優しく。美徳とされる性格ですが、ストレスに関しては美徳とは言い切れません。感情を抑えて愛想よく、不平不満を言わない。こんな風に他人に何かを譲ることが多い人は、気づかないうちに我慢をしているので、知らないうちにストレスが溜まっていきます。自分ではたいしたとないと思っていても、本心は我慢の限界でやりきれなくなっていることもあります。どんなにポジティブに考えたとしても、我慢を繰り返しているとストレスは溜まっていきます。一つ一つは、些細なことの繰り返しでも、我慢のし過ぎには注意しましょう。

 

 

<3>こだわりが強い

これだけは他人に譲れない。絶対にこれだけは外せない。こんな風こだわりが強い人がいます。たとえば、趣味に没頭するあまり、のめりこみ過ぎて、真剣にやり過ぎてしまう人などは、一見好きなことをしているので良いように見えるのですが、そうばかりとは言えないのです。思い入れが強くなると、頑張り過ぎてしまったり、凝り過ぎてうまくいかなくなったり。こんなときにストレスが溜まります。また、結婚式や、引っ越しなどのおめでたいイベントも、こだわって頑張り過ぎてしまうことでストレスがかかります。睡眠時間を削ってまで没頭して作業してしまうようなことが続くと、睡眠不足が身体要因としてストレスとなり不調を訴える原因となることもあります。何事もほどほどにしておくのが良いかもしれません。

 

 

<4>負けず嫌い

完璧主義で負けず嫌いの人がいます。失敗することが嫌いで完璧にこなしたい。少しでもいい仕事がしたい。仕事でライバルに負けたくない。負けないように、常に頑張っている。こんな心の習慣のある人は、成果を大きく出す一方で、知らないうちにストレスをためていきます。ストレスをプラスのエネルギーに変換できる間は良いのですが、気づかないうちにため込んでしまうと、自覚症状のないまま、心の底に怒りや不安、絶望といった感情が未消化のまま残ってしまいます。特に、他者との関わりの中で過度に競争心を奮い立たせるタイプの人は、他人を意識しすぎるため多くのストレスをかかえこみます。たまりすぎると、鬱や不定愁訴などの症状として現れることもあるので、ほどほどにして、たまには負けることもあるさ、くらいの気持ちになりましょう。

 

 

<5>何もすることがない

休日になると、一日中何もすることがなくごろごろしている人がいます。たまになら、リフレッシュできてよいのですが、休みのたびにこんな過ごし方を繰り返す人は要注意です。一見何もしていなくて、ラクそうに見えるのですが、ラクそうに見えても、精神的には負担になっていることがあります。リタイアして仕事がなくなると、ふさぎ込んでしまう人がいるのも、このパターンに陥っています。人は、ある程度何かをしていないと気が晴れないという心の性質があるので、適度に楽しむことや、貢献できる仕事を作ることも大切です。ストレスが全くないのもストレスになりますので気を付けましょう。

 

 

まとめ

ストレスを引き起こす要因は大きく分けて4つあります。①天候や騒音などの環境要因。②病気や睡眠不足などの身体要因。③不安や悩みなどの心理要因。そして、④人間関係がうまくいかないという社会的要因です。この刺激を受けた時に発生する緊張状態がストレスとなるわけですが、ストレスをちゃんと分かって乗り換えられるなら成長の糧となり自分にとってはプラスです。でも、これが自分で乗り越えられないような大きなハードルとなってしまったときは問題が引き起こされます。また、ストレスには耐性もあるので、たくさんのストレスに出会っていると経験値の多さから慣れていくので、少々のストレスが来ても平気になります。ストレスとの付き合い方は、人それぞれ違ってくるので、自分にとってどのくらいまでなら大丈夫かを知り、ストレスを発散する方法をいくつか用意しておくと良いでしょう。

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